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B.ハワードにふたたび「マイケル・ジャクソン隠し子」騒動

70年代後半から活躍しているベテラン女性シンガー、ミキ・ハワード(Miki Howard)の息子で、ルーペ・フィアスコ(Lupe Fiasco)やマーカス・ヒューストン(Marques Houston)らを手がけるプロデューサー/ソングライターとしても活躍しているB.ハワード(B. Howard)ことブランドン・ハワード(Brandon Howard)に、ふたたび「故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の隠し子では?」との騒動が持ち上がっている。

現在31歳のB.ハワードは、プロデューサーやソングライターとして活躍する一方で、2010年7月にはアルバム『Genesis』でシンガーとしてもデビュー。テディ・ライリー(Teddy Riley)やクエストラブ(?uestlove)、ジェイムス・ポイザー(James Poyser)らも参加した『Genesis』は日本だけの発売となったが、“Dancefloor”など、マイケル・ジャクソンを彷彿とさせるサウンドと歌声で話題となった。表情や容姿も似ていることから、アルバム発売前には日本でも一部スポーツ紙が「マイケル・ジャクソンの隠し子がデビュー」と騒ぎ立てたものの、同年、アメリカの人気ドキュメンタリー番組『Unsung』に出演したミキ・ハワードが、その激動の半生を振り返る中でB.ハワードの父親についても初めて言及。ミキ・ハワードが加入したジャジーR&Bグループのサイド・エフェクト(Side Effect)のリーダーで、彼女の才能を見いだしたオージー・ジョンソン(Augie Johnson)との交際を明かし、20歳のときに出産したオージーとの子がB.ハワード/ブランドン・ハワードであると語っていた。

しかしそれから3年以上経って、ふたたび「マイケル・ジャクソンの隠し子」説が浮上。これはゴシップサイトのTMZが報じたもので、DNA鑑定の結果、「99.9%」の可能性でマイケル・ジャクソンの子供であると分かったという。このDNA鑑定は、ビバリーヒルズの歯科医が行ったとのことだが、どうやってマイケル・ジャクソンのDNAとの鑑定をしたかについては、マイケルが付けていた歯科用器具をオークションで手に入れ、そこから採取したと主張しているとか。また一部報道では、マイケルの父ジョー・ジャクソン(Joe Jackson)こそ本当の父親だという関係者筋のコメントが出ている。ミキ・ハワードは80年代、ジョー・ジャクソンが代理人を務めていたことや、ミキ・ハワードが当時「ビリー」と呼ばれており、“Billie Jean”で歌われる「Billie Jean is not my lover」(ビリー・ジーンは僕の恋人じゃない)、「The kid is not my son」(その子は僕の子じゃない)はミキ・ハワードらについて歌ったものだと指摘している。

一方、この報道を受けてB.ハワードはビデオ・コメントを発表し、自分の立場についてコメント。「僕はマイケル・ジャクソンとのDNA鑑定なんて認めた覚えはないし、このストーリーを表に出すようTMZに依頼したこともない。この春、FilmOn.TVのドキュメンタリーの中で僕のDNAのサンプルを渡すことに同意したんだ。こんな風に使われるなんて思いもよらなかった」と訴え、「これまで一度も自分がマイケル・ジャクソンの息子であると主張したことはないし、遺産を狙う意思も一切ない」と断固否定している。また、母ミキ・ハワード自身が語った「父」オージー・ジョンソンも、この報道を受けて自身が父親だと名乗り出て、「ブランドンは俺の息子だ。出産の立会いもしたし、産まれたときの彼の写真も持っているよ。記録だってある」と語り、DNA鑑定を受けてもかまわないと話している。

元記事 : bmr 配信日時 : 2014-03-07 19:06