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クリス・ブラウン、2ヵ月のリハビリ施設入りを命じられる

先日、Twitterで延期中のニュー・アルバム『X』の発売日を5月5日と発表したR&Bスターのクリス・ブラウン(Chris Brown)だが、発売日直前までリハビリ施設入りを命じられてしまった。

24歳のクリス・ブラウンは、2009年2月に当時の恋人リアーナ(Rihanna)に対して起こした暴行事件で現在も保護観察中であるにもかかわらず、昨年5月には当て逃げ事件を起こして1000時間の社会奉仕活動などを命じられ、さらに同10月にはワシントンDCで暴行事件を起こして逮捕されるなどトラブルが続いている。DCの事件では司法取引を拒否し、クリスは2月28日にふたたび出廷。最終的に、DCの事件においてクリスが保護観察違反を犯したかどうかは4月23日の口頭弁論後に決断が下されるが、それまでは自由に行動することは許されず、リハビリ施設入りするよう命じられたとのこと。保護観察官は、怒りやストレスのコントロール、また薬物を断つことについてクリスが「素晴らしい改善を続けている」とレポートしたとのことだが、まだリハビリが必要とみなされたようだ。クリスは昨年10月、事件の数日後に自主的にリハビリ施設入りもしていた。

これにより、『X』の発売にふたたび影響が出るかはまだ不明だが、さすがに難しいのではと見られている。『X』は、当初は昨年7月16日の発売予定だったものの延期。延期を繰り返しているうちに、「心因性の発作」を起こして倒れ、さらに逮捕される事件を起こしてしまい、一時は12月3日発売ともされたが、やはり延期されてしまっている。昨年末にはリル・ウェイン(Lil Wayne)ら参加の新曲“Loyal”を発表し、ミュージック・ビデオを撮影済みのほか、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)とのダンス・リハーサルの様子が明かされるなど、5月発売に向けて改めて動き出していた矢先だった。一方で、最近になって『X』の音源がインターネット上に流出しており、先月末には、デビュー当時からの付き合いながら今年始めになって袂を分かった元マネージャーに対し、クリスが音源流出の犯人扱いをするツイートを綴り、元マネージャーから「リーク元をちゃんと辿ってみなさいよ! レーベルのRCAが協力してくれるでしょうよ。そしてその文句は、本当の真犯人に言うことね」と反論されるといったトラブルも起きており、まだ精神的に安定しているとは言えなさそうだ。

なお、一部メディアが入手したという法廷書類によると、そう状態とうつ状態を繰り返す双極性障害のうち、 II 型にクリスがかかっているという。また、クリスの暴力的な傾向について、不眠や不適切な自己投薬に加え、精神病やPTSDが治療されていないことが原因と指摘されているとのこと、PTSDの原因については説明されていない。

元記事 : bmr 配信日時 : 2014-03-03 23:49