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KREVA、正式認定後初の“クレバの日”をファン1万人とお祝い

HIP HOPアーティストのKREVA(37)が8日、さいたまスーパーアリーナで『908 FESTIVAL』を開催した。9月08日は“クレバの日”。KREVAは「今までは9月8日は“クレバの日”と言うと、『語呂合わせですか(笑)?』と言われていたけど、今年から正式に俺たちの日になったぜ!」と誇らしげに叫び、日本記念日協会より正式認定された喜びを約1万人のファンと分かち合った。
 客演やコラボ、プロデュース等でKREVAと親交のあるアーティストが集うイベントで、昨年の初開催に続いて、今年が2回目。KREVAのほかに、MIYAVI、阿部真央、AKLO、サイプレス上野とロベルト吉野、SKY- HI (a.k.a.日高光啓 (AAA))、KEN THE 390、L-VOKAL、KLOOZ、SONOMI、SHINGO★西成、KREVA Band(岡雄三、熊井吾郎、菱山正太、白根佳尚)、そして、シークレットゲストとしてさかいゆうが出演した。

 ラッパーたちがそれぞれ個性的なパフォーマンスを披露する中で、印象的だったのは阿部真央。アウェイともいえるヒップホップイベントに「私、浮きませんか?」と不安げな発言もあったが、アコースティックギター1本で弾き語る自分のやり方を貫き、「貴方の恋人になりたいのです」やライブでは恒例の未音源楽曲「母の唄」など3曲を熱唱。同じくギター1本で世界をめぐるMIYAVIのスラップ奏法による超絶のギターテクニックと雄叫びのようなボーカルも圧巻だった。

 SONOMIのステージでは、歌の途中にバックトラックが完全に消えてしまうアクシデントが発生。代わりに観客の手拍子が沸き起こり、SONOMIは「遠くまで feat. KREVA」をほぼアカペラで歌い上げた。この日は、SONOMIの誕生日(33)でもあり、KREVAの呼びかけで「ハッピーバースデートゥーユー」が大合唱されると、会場は温かい一体感に包まれた。

 KREVAのステージでは、KEN THE 390、KLOOZ、SKY-HI、サイプレス上野ら出演者に、HI-SO、LBを加えたマイクリレーで「PROPS」、SKY-HI、KEN THE 390、MIYAVIと4人で「ファンキーグラマラス」、阿部と「微炭酸シンドローム」、SONOMIと「ひとりじゃないのよ」、さかいゆうと「生まれてきてありがとう」を披露し、ゲストの共演でお祭り感を盛り上げた。

 アンコールまで全56曲、5時間弱の長時間に及んだ今年の『908 FES』。ソロデビュー10年目に突入したKREVAにとって9月8日は、10年前にメジャーデビューシングル「音色」がリリースされた日でもある。HIPHOPを軸にしながらも、次第にさまざまなジャンルと交わり、幅を広げてきたKREVAは「俺の一番うれしいゲスト、それはみなさんです」と自分の足元を見つめながら、確かな一歩を踏み出したようにも見えた。
 また、終演後にKREVAが音楽監督を務める音楽劇『KREVAの新しい音楽劇 最高はひとつじゃない2014』が、2014年1月から東京・シアタークリエにて上演されることが会場内で発表され、宮野真守、井出卓也、良知真次、入野自由、増田有華、綿引さやか、Mummy-Dらが出演することが明らかになった。

元記事 : @niftyニュース 配信日時 : 2013-09-09 18:36