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音とダンス動画で慢性腎臓病を紹介 自治医大・安藤教授ら

自治医大腎臓内科透析部の安藤康宏教授(57)ら腎臓専門医が、慢性腎臓病(CKD)のユニークな啓発動画をインターネット上で公開し、反響を呼んでいる。

 3年間の累計再生回数は計4万5千回を超えた。3月からはストリートダンスを用いた動画もアップ。安藤教授は「病名を知ることが予防の入り口。若い世代から病名を広めたい」と話している。

 CKDは深刻な健康被害を及ぼす一方、病名の認知率は4%と低い。定期的な検診での早期発見が重要だが、初期の自覚症状がなく、特定健康診査の項目外であることなどから発見が遅れがちになるという。

 安藤教授ら専門医は2011年、CKD啓発動画研究会を結成し、ドラマやダンスの動画で病名を広めてきた。これまでに9種類を動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開。「バンバンCKD!(CKDをやっつけろ)」と題した動画は独自に設定した「健康アイドルRAVちゃん」がダンスを明るく披露。二つ目は悪魔の三人娘が「運動するのは大嫌い」「8人に1人はCKD」などの歌詞で、ロック・ミュージックのジャンルのひとつ「ヘビメタ」の曲に合わせて踊る。

元記事 : 下野新聞SOON 配信日時 : 2014-04-15