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エミネムのアイルランド公演、逮捕者が50名を超える

8月17日にアイルランドのスレイン・キャッスルで行われたエミネムのライヴで、逮捕者が50名以上出たことが報じられている。
22名が騒乱罪で逮捕され、さらに35名が薬物関連法違反で逮捕されたが、現場では5件の暴行事件が通報され、酒気及び薬物の影響下にある運転での逮捕が1件あったとPA通信が伝えている。
しかし、およそ8万人に及んだ観客はほぼ何も問題を起こさず、500名の地元のスタッフと750名の警官隊が手を煩わせる事態はほとんどなかったとアイルランド警察のマイケル・デヴィン警視は次のように語っている。
「ファンの大多数のみなさんにはイヴェントの前に明示されていた注意を遵守していただいて、観客全員が安全で楽しい経験ができるようになりました」
今回、警備は大幅に増強されたが、これは昨年近隣のフェニックス・パークで行われたスウェーデンのDJユニット、スウェディッシュ・ハウス・マフィアのライヴで9件の刺傷事件が発生し、そのうち2名が死亡することになったからで、会場に入るまでに観客は計3度も検査を受けるなどの厳戒態勢が敷かれたと『ザ・ベルファスト・テレグラフ』紙が伝えている。また、興行を請け負ったMCDは地元の新聞などで一面広告を出稿し、安全を確保するためにもやっていいこととやってはいけないことをしっかり訴えたという。

エミネムは8月14日にリリースした新曲“Survival”でライヴをスタートさせ、“マイ・ネーム・イズ”、“ラヴ・ザ・ウェイ・ユー・ライ”、“ウィザウト・ミー”、“ザ・リアル・スリム・シェイディ”、“スタン”などのヒット曲で構成された28曲に及ぶセットを届け、最後に演奏されたのは”ルーズ・ユアセルフ”となった。
エミネムは20日にグラスゴー公演、22日にはフランスのサンドニ公演を行い、週末にレディング・アンド・リーズ・フェスティヴァルにヘッドライナー出演する。

RO69 配信日時 : 2013-08-20