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エミネムが49年ぶりの快挙達成、全米トップ20にシングル4曲がすべてランクイン

エミネム(Eminem)が11月5日についに注目の3年ぶりニュー・アルバム『The Marshall Mathers LP 2』をリリースしたが、その新作からのシングル4曲がすべて全米チャートのトップ20にランクインするという快挙が成し遂げられた。

ドクター・ドレー(Dr. Dre)とリック・ルービン(Rick Rubin)がエグゼクティヴ・プロデューサーを務める新作『The Marshall Mathers LP 2』からは、リアーナ(Rihanna)との“Love The Way You Lie”コンビふたたびとなる“Monster”が最新シングルとなってカットされており、ひと足先にイギリスでは初登場1位に輝くなどヒットが見込まれていたが、最新の米Billboardシングル総合チャートのHot 100で初登場3位という好スタートを記録。Hot R&B/Hip-Hop Songsでは初登場1位となったほか、37万DL以上というセールスで、Digital Songsチャートでも初登場1位となった。

そしてアルバムの発売と共に、リック・ルービンがプロデュースを担当したオールド・スクール感溢れる1stシングル“Berzerk”、TVゲーム『コール・オブ・デューティ ゴースト』のテーマ曲でもある2ndシングル“Survival”、エミネムの“神”がかったラップが話題の3rdシングル“Rap God”のこれまでのシングル3曲もランクアップ。“Berzerk”が15位、“Survival”が16位、“Rap God”が17位と上昇し、『The Marshall Mathers LP 2』からカットされた4曲のシングル全てが全米チャートのトップ20入りを果たしたことになる。

4曲以上が同時にHot 100のトップ20にランクインさせたアーティストはこれまで、1964年のビートルズ(The Beatles)、2005年の50セント(50 Cent)、2007年〜2008年のT-ペイン(T-Pain)、2008年のリル・ウェイン(Lil Wayne)、2010年のリュダクリス(Ludacris)のみで、今回のエミネムで6人目。しかし、50セント、T-ペイン、リル・ウェイン、リュダクリスらの記録は全てフィーチャリング・ゲストとして参加した楽曲も含めた結果となり、リード・アーティストとして4曲以上を同時にトップ20にランクインさせた例はビートルズ以来、なんと49年ぶりの快挙となる。

なお今週の全米チャート1位は、ニュージーランド発の驚異の16歳、ロード(Lorde)の“Royals”が6週連続で今週もトップの座を独占。2位はマイリー・サイラス(Miley Cyrus)の“Wrecking Bells”が先週3位から順位を上げ、先週2位のケイティ・ペリー(Katy Perry)“Roar”は4位となった。ここ7週間のトップ3は、常にロード、ケイティ・ペリー、マイリー・サイラスら女性アーティストで独占されており、エミネムがこれでストップさせた形になる。トップ3が女性アーティストのみで7週間も独占されたのは、1999年の10週間に次ぐ歴代2位の記録となるという。

元記事 : bmr 配信日時 :2013-11-07 19:32