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DEVELO DIP APARTMENT ~GUCCHON特別インタビュー~

DEVELO DIP APARTMENT ~GUCCHON特別インタビュー~

ストリートダンスシーンの最重要人物たちが織り成す異色のコラボレーションステージ「DEVELO DIP APARTMENT(デべロ・ディップ・アパートメント)」その公演に先駆けて、出演者の一人であり、DANCE@LIVE FREESTYLE SIDEで過去4年間全て決勝に進出し2回の優勝を誇るGUCCHONにインタビューを行った。GUCCHONのオフ・ブロードウェイ・サイズに対するこだわり、ストリートダンスの音楽に対する新たな表現の境地とは?

STAFF
どうもお疲れ様です。そもそもこの「DEVELO DIP APARTMENT」を行うに当たっての企画はいつごろから始まったのですか?

GUCCHON
実は、今回のプロジェクトは本来は全く別のプロジェクトだったんですね。劇場も大劇場で相当大規模なプロジェクトの為に去年にメンバーが集められたのですが、企画段階でその話自体が無くなってしまったんです。ただ、そのメンバーの数人で「このメンツなら企業とかのバックアップ無くても面白いものできそうだね」という話になって、その時ダンサーとともに招集さてた演出のキムさん(コトバタクミ)と一緒に今回の舞台を企画することになりました。だから、企画自体は昨年の10月くらいから集まって、いろいろミーティングしたところが本格的なスタートでした。

STAFF
「オフ・ブロードウェイ・サイズ」へのこだわりというものを教えてください。

GUCCHON
僕自身、本場のブロードウェイに行ったことはないのですが、「オフ・ブロードウェイ・サイズ」というのは100人~300人(時には500人の時もある)くらいの席がある劇場のことを指します。このサイズの良さは、「絶対的なお客さんとの距離感」なんです。日本では大劇場の作品ばかりが有名ですが、今回僕らの使う200席の劇場は、まさにこのサイズに当てはまります。僕もよく大きな会場で踊らせてもらいますが、このサイズの会場は出演者にとって非常に細かい表現が届きやすいので、個人的にも大好きなんです。実際、セットや衣裳も細かく見えますしね。とりあえず外にパワーを出す、大きく、激しくといったおおざっぱな表現でなく、繊細な表現が見える距離と行った意味で、繊細なダンサーには非常に有利なんじゃないでしょうか。また、地声が届く空間というのは、ダンサーその物が持つパッションを肌で感じられる距離でもあると思います。その肌で感じられる空気やパッションが、お客さん全員に同時に伝わるので、大きな舞台しか見たことのない人も楽しめると思いますよ。

STAFF
出演者の皆様はストリートダンスの世界ではもちろん、様々な方面で活躍をされていますが今回この9人が集まったきっかけがあれば教えてください。

GUCCHON
先ほども話した通り他のプロジェクトで動いてたのがきっかけなんですが、演出家のキムさん、KAORIさん、KAKUちゃんと僕というメンバーで話し合って、ほかのメンバーにオファーをかけていきました。自分たちが好きなダンサーを。本当はもっとオファーしたかったんですが、結果的にこうやって集まってみるとみんな経験豊かなダンサーであり、対応力の幅の広さを感じるので、やはりスキルや経験はもちろんダンサーとしての「強さ」の面で優れてるダンサーを、今思えば僕らは集めようとしたんだな…と思いますね。なにせ1人1人のシーンでの役割が大きいので、大勢で行う舞台とは違ったプレッシャーがあるんです。また、せっかくこうやって特別な公演を行うにあたって、自分と同世代のダンサーという所にもこだわりたかったです。

GUCCHON
STAFF
個人的な印象なのですが、「1つのマンション、9つの部屋」というコンセプトは、クエンティンタランティーノの「フォールームス」やヒッチコックを連想させるのですが、シナリオ的にはこの9つの部屋の登場人物が絡んだりするのでしょうか?

GUCCHON
まあ、そこは観てのお楽しみ!といったところなんですが、いろいろ喋っちゃうと演出家に僕が怒られちゃうので内容はあまり話せないんですよ(笑)。連想していただいたイメージは非常にコンセプトには近いと思います。僕のイメージではアーティスト達のある一夜にスポットを当てて客観的に見ている感じですかね。ただ、僕たちはダンサーであって、映画俳優ではありません。面白いストーリーを見てもらうといった事が目的ではなく、あくまでも、一人のアーティストとして「ダンスと音楽」をお客さんに届ける事が一番の目的です。ノンバーバル(セリフの無い無言劇、言葉を使わないパフォーマンス)ブームも来ているようだし、もちろんダンスだけでもストーリーを展開できる時代にはなったと思いますが、僕らは今回そこには執着せずに9つの部屋というシチュエーションの中で、それぞれの得意分野をふんだんに活かしたシーンが、ちょっと変わった感じで存在してるといった感じでしょうか??そうそう、わかりやすく言えばマンガの「ワンピース」で言うところの「能力者」的な技とセンスが楽しめる内容になると思いますよ。
いや〜言葉で説明するのは難しいですね、なので自分の目で見て確かめてください!!

STAFF
「能力者」っていうのは面白いですね。確かに出演者のみなさんはストリートダンスの世界では何かしらの引き込む力を持つ能力者ですよ。色々と秘密な所もあると思いますが、3人のミュージシャンの奏でる、生の演奏とダンサーのコラボレーションがどういう風になされるか気になるんですよね。グッチョンさんは主にどのミュージシャンさんと絡むのでしょうか?

GUCCHON
これ、言っても別にいいのかな(笑)?いいですよね?僕は、今回の3人のミュージシャン全員と絡みます。内容を話しちゃうと観に来るお客さんの楽しみが減っちゃうといけないので、内容は話しませんが、「楽器とセッションして踊る」といった通常の絡みとは違いますね。音色を探したり、音に触ったり、といった音楽が生まれる瞬間…というと大げさなのですが、通常ダンスをしている時にある、音に乗っかるという感覚より、リハーサル中にみんなで話し合ったりしていたのですが、その時のキーワードが「音を出す」だったり、「奏でる」といった言葉でしたね。ポッパーの方は分かると思うんですが自分の体から音が鳴るのを実際に目で見えるよう、具現化した感じです。ハンターハンターで言うと僕は「具現化系」ですね(笑)

STAFF
ダンサーが音を奏でるって、面白い表現ですね。

GUCCHON
僕も初めての感じの作業で最初は正直戸惑いましたし、ミュージシャンに遠慮して言えないこともありました。でもリハーサルの回を重ねて行くうちに、元々のコンセプトを見せるというよりは、僕らがリハーサルでやっている行為そのものがコンセプトそのものになっていて驚きました(笑)ああ、こういう作り方もあるのか!!と。3人のミュージシャンにはいろいろわがまま言って面倒をかけましたが、面白いものが出来ました。ヒューマンビート、バイオリン、キーボードだけのバンド編成は珍しいらしいのですが、僕を合わせた4人のシーンは本当にここでしか見れないと思います。

STAFF
ありがとうございます。このオフ・ブロードウェイ・サイズの舞台という試み、そしてダンスによる音楽の具現化をハイレベルな次元で行うということは、この舞台がきっかけで、日本でもこうしたストリートダンスによる「アート空間」が広っていくことを期待しています。最後に、この「DEVELO DIP APARTMENT」に対する意気込みをお願いします。

GUCCHON
とにかく頑張りますよ!!今回僕はダンサーの表現は無限という可能性に挑戦したいなと思ってます。普段とはまた違った物を見せようと思うので是非見に来て下さい。


DEVELO DIP APARTMENTとは?
2012年春。それぞれのシーンで飛躍的な活躍を遂げる豪華かつ異色メンバーで贈るダンス公演。
1公演わずか200席というマンハッタンでは主流のオフ・ブロードウェイ・サイズの劇場で行われるパフォーマンス。それはまさにアートとして観客とのコミュニケーションの空間を大切にする「本場」の空気を日本で再現しようとする試みだ。
POP,LOCK,JAZZ,BREAK,HIP HOP,HUMAN BEATBOX,VIOLIN,PIANO….職人技とも呼ぶべき「匠の技」を持った9人の屈指の出演者で贈る今回の舞台、それがDVELO DIP APARTMEENTだ。ここでしか見ることのできない異空間と、異表現を存分に楽しんでほしい。1つのマンションの9つの部屋。6人のダンサーと3人のミュージシャンが奏でる”最高の夜”が実現されることは間違いがない。

公演概要

★出演者
GUCCHON (Co-thkoo / FAB 5 BOOGZ)
oSaam (sucreamgoodman)
KAORI (ALIVE)
REI (GOGO BROTHERS)
KAKU (MORTAL COMBAT)
CRAZY SHIZUKA (CRAZY BOMB / Ms.Match / Ms.Creative) KAZ (BEATSICK.JP / KAZ BAND) nanaco (とろけるちくわ部)
T.ICHINOHE (OO / KAZ BAND)

★チケット料金
指定席:前売り3500円/当日4000円
スタンディング:前売り2500円/当日3000円
フライデーチケット:前売り2500円/当日 3000円
※別途ドリンク代500円が必要です。
※フライデーチケットは 3/30(金)公演のみ有効。指定席スタンディング共に2500円です。

★ホームページ
http://box-office.jp/dda

★公演日程
2012年3月30日-4月1日
全5回公演

主催:ボックスオフィッスドットジェイピー
構成・演出:コトバタクミ
後援:ADHIP
協賛:STUDIO Ash , STUDIO DANCE ALIVE
   GO GO BROTHERS DANCE STUDIO
協力:SDM, 世界館,FRESH DANCE STUDIO

チケット取扱いは協賛スタジオもしくは出演メンバーまで。