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DANCE@TALK ダンスミュージックとダンスシーン

DANCE@TALK ダンスミュージックとダンスシーン

来日公演は常に満員、FUJI ROCK、SUMMER SONICといった国内大型フェスティバルにも多数出演し、日本でも絶大な人気を誇るスーパー・スターDJ、スティーヴ・アオキ。今回ageHa 10th アニバーサリーのため来日した彼にダンスミュージックとダンスシーンについてインタビューを行った。

カリスマカンタロー
日本はダンサーとDJが融合してるとこをあまり見ないのですが、ダンサーはダンスミュージックを使っていて、
「DJとコラボする」という機会がなく、接点が少なかったのですが、スティーブさんからみてダンスミュージックシーンとダンスシーンの違いを何か感じることはありますか?
Steve Aoki
言われてみたら、そういうことを考えてみたことなかったな。アメリカや僕が見たりする映像は、ダンスの練習するときにダブステップや僕の曲を使ってたりしているから、分かれてるって考えたことなかったし、ステージで僕がパフォーマンスするときもそんな風に分かれてるようにみえなかったな。だからDJシーン(ダンスミュージックシーン)と、ダンスシーンの架け橋になれたらいいなと思うし、みんながダンスするときにエレクトロやダブステップを使ってくれたらいいなと思うよ。
カリスマカンタロー
いま、日本では先にダンサーがダブステップとか使ったりしたんですが、有名なダンサーなどが使うことによって、DJやアーティストが有名になったりと、あのダンサーが使う曲だ。って広がりは出てきてるんですが、それを一般の方々に広く認知させる方法ってどういうものがあると思いますか?
Steve Aoki
ダブステップは本当にダンスミュージックに合うと思うし、ダンサーの人はもっとそういった曲を使ってもいいと思うな。ダブステップとダンスステップって、ビートとサウンドなどのルーティンの繋がりがすごく似ていて、ヒップホップとかのボーカル中心の曲よりは、ダブステップで踊ってもらうほうが、より踊るほうも、みるほうもダンスに集中できると思うしね。
Steve Aoki
カリスマカンタロー
日本人は、ダブステップやエレクトロのようなダンスミュージックより、ボーカルメインのポピュラーな曲のほうが聴きなれていて、一般の人にはそっちのカルチャーが浸透してるけど、世界をみたときに、エレクトロのフェスで何万人と集まったりと、聞いてる人達の層の厚さが違うと思います。数えきれないほどのギグをこなしてきてるスティーブさん的に、日本のそういったダンスミュージックのカルチャーを大きくしていくにはどうしたらいいと思いますか?
Steve Aoki
日本だけじゃなくて、ボーカル中心のポピュラーな曲の人気はアメリカやどこでも一緒で、いつでも変わらない部分であり、ダンスシーンでどんなにダンス人口が増えても、ポピュラーな曲はやっぱりトップカルチャーだと思う。ダンスミュージックはいつでもアンダーグラウンドだけど僕らのプラットフォームだと思うし、もし普通の人がテレビやラジオで最初に耳にするものがポピュラーな曲であるとしたら、ダンスシーンの場合は、Youtubeや口コミで広がっていくことがプロモーションになると思うよ。ダンスミュージックにそれがあるのは、僕らにとっても良いことだし、シーンにとっても良いことだと思う。インターネットやクラブでのギグが僕らにとってのラジオのようなものでもあるからね。
カリスマカンタロー
PSYGangnamStyle(ガンナムスタイル)が爆発的に広がったのはなぜだと思いますか?認知度が上がり全米まで広がったことについてお伺いしたいと思います。
Steve Aoki
誰かがこうしようって決めて、しっかりと計画したわけでもなく製造したわけでもなく広がっていったよね。それって、なんでかわからないタイミングだけど、有機的にいろんなものが繋がって成長して、広がっていったんだと思うんだ。LMFAOのような新しいプラットフォームができたのも、新しいシーン、新しいダンス、新しいエレクトロなど色々なものが融合して、自分達で創造していったからだと思うしね。人の目をひくような映像のセンスだったり、ちょっとしたきっかけで広がると思うし、Youtubeなどでそれが話題になれば何千人、何万人と広がるからね。アジアの文化は世界的に注目を集めているから、いい例になっているんじゃないかな。
カリスマカンタロー
以前アメリカに滞在してたときに、「なんで日本人はアメリカのマネをするのか?」と現地のDJに言われたことがあります。
日本人には日本人にしか出来ない、日本の文化があると思います。そこにしかないかっこよさがあるので、それを形として表現して欲しいですね。「和」があって「琴」があって「三味線」があってと、などそれを融合したダンスミュージックなどあったら日本の評価が高くなるんじゃないかと。GangnamStyle (ガンナムスタイル) は韓国語なのに、世界に広がったので、日本語でも世界に広がるんじゃないか?と思いました。言葉じゃないんだなとほんとに感じました。スティーブさんからみた日本のいいところはどういったところにありますか?
Steve Aoki
さっき言ってた韓国語のサビの部分がすごくキーで、例えばセクシーレイディーなどは、日本人でもわかるし、英語を理解してない人でもわかると思うんだ。そういうグローバルに通じる言葉をみつけてきて、ユニークな形状をつけていけば成功するかもね。これからは、グローバルに繋がるものを自分なりに表現し出していく、ということがカギだったりするんじゃないかな。
ダンスミュージックのいいところは言葉が必要ではないこと。歌詞が必要ない分、インストの曲だけでも日本のDJが世界的に有名になったり、世界中をツアーすることもできるし。
まったく言葉が通じないところでも、ちゃんとパフォーマンスができるし、音楽が新しい言語になっているというところが素晴らしいと思うよ。
カリスマカンタロー
自分が曲をプロディースするにあたって、一番のターゲットはなんですか?
Steve Aoki
世界中にいるファンに向けて音楽を作ってるよ。そして世界に通用するもの。この1年間300回以上のギグを世界でやっていて、かなり過密なスケジュールだったんだけど、自分の音楽がいろんな国の人に語りかけてくれることを願って作ってるんだ。まわりのアーティストとは、常に違うこと、新しいことをして進化していきたいと思ってるしね。エレクトロだけじゃつまらない、ダブステップだけでもつまらないから、周りにあるものすべてからインスピレーションを受けて、僕らは最終的にはアートを作り出しているんだ。ダンサーとして表現することがアートのように、僕はプロデューサーとして音楽でアートを表現しようとしてるんだ。
カリスマカンタロー
すごい考え方がかっこいいです。僕もやっぱりグローバルな考え方をもっているのですが、それだけかっこいいとやはりモテますか?(笑)
Steve Aoki
ハハハ(笑)
僕は、もともとハードコアパンクからきたので、イベントでは男だらけのライブ会場だったりをよくみてきたんだけど、今は、男女の比率が調度いいようなオーディエンスをもとめてるね。エモーショナルな曲だったり、女性向けの曲だったりと、いろいろんなタイプの人向けの曲があるけど、やっぱりパフォーマンスをするときに最前列が全員女性だったら最高だね!(笑)
カリスマカンタロー
DJの年収ランキングをみて思ったのですが、DJでそんなにもらえるんだ!という驚きがありました。DJをやってる人にとってとても刺激にもなりますし、希望を与えられると思いますが、どうやったらDJとして成功することができるんですかね?
Steve Aoki
今やってること自体夢のようだからな。自分の好きな曲を作って、その曲をもってパフォーマンスにでて、1回1回自分がギグするときは人生最高の瞬間を向かえてるし、毎回お金にかえられない体験をしてるよ。といってもお金が必要じゃないわけでもないんだ。最終的には、お客さんがチケットを購入する、ダンスをみにくる人がチケットを払う、だから、DJやダンサーにギャラが入る。それはボーナスなわけであって、自分で好きなことをやってそれにプラスして入ってくるものだからね。
カリスマカンタロー
日本発信型でダンスイベントをやっていて、今後ワールドワイドなイベントにしていきたいのですが、どこかでスティーブさんと一緒に仕事ができるように英語も頑張るのでそれまで覚えててください!
Steve Aoki
もちろんだよ!ダンス、DJなど色々一緒にやろうぜ!僕も日本語しゃべれるように頑張るよ!
カリスマカンタロー
本日はありがとうござました!

Steve Aoki
http://steveaoki.com/

マイアミ生まれ。カリフォルニア育ち。ハリウッド在住。元オリンピック日本代表レスリング選手、ロッキー青木を父に持ち、モデル/ハリウッド女優でもあるデヴォン青木を妹にもつ名家に生まれる。
現在は、音楽プロデュー サー、DJ、レーベルオーナー、ファッションブランドのマスターマインドなど多岐にわたり活躍している。
世にアオキ・スタイルなるDJスタイルを確立し、ハードコアパンクから、最新のエレクトロサウンドを自在にMIXし、マイクを振り回し、満員のダンスフロアへのステージダイブがでる頃には、言うまでもなくフロアは酸欠状態のピークタイムである。ロサンゼルス のCinespaceや、ハリウッド最大級のクラブLAXヴェガスのPURE、イビザのスペース、シンガポールのZOUK、 バンコクの808など、世界中のスーパークラブでレジデントを持つ。
レーベルDIMMAKはBloc Party、The Kills、MSTRKRFT、TheGossip、Klaxonsを排出し、ブランドDIMMAKはWESCやDIESELと商品開発を行い、そして、自身はJackson5からTigaまでをリミックス、Armand van Helden、Laidback Luke、 JunkieXLとのプロデュース、KR3W APPARELやSUPRAにはSTEVE AOKIシグネチャーモデルが存在する。