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TAISUKEが語るRed BullとPUMA。ストリートダンサーとしてネクストレベルへ。

TAISUKEが語るRed BullとPUMA。ストリートダンサーとしてネクストレベルへ。

DANCE@LIVE FINAL 3連覇、Red Bull BC ONE ALL STARSとして世界中をツアーし活躍。最近ではテレビ番組、スタードラフト会議でも抜群の存在感を見せつけ、弱冠21歳で名実とともに日本国内ナンバーワンB-BOYへと上り詰めたTAISUKE。そのTAISUKEには現在「PUMA」と「Red Bull」の世界でも有数のブランド力を誇る企業がサポートをしている。

今回はTAISUKEにそのサポートをする企業に対しての思いを独白してもらった。

STAFF
今日はお忙しいところありがとうございます。今、TAISUKEは日本で最も影響力のあるB-BOYと言われていますが、その一つの要素にスポンサー企業のバックアップを受け、スポンサー企業との間に絶妙な信頼感があることも一つ要素だと考えられています。その一つの企業がPUMAなのですが、TAISUKEとPUMAの出会いはどんなきっかけでしたか?
TAISUKE
最初はRed Bullの人達と繋がったのがきっかけかもしれないですね。Red BullにPUMAの知り合いの方がいたので、その紹介で少しずつ関わりが出来ました。
STAFF
TAISUKEは元々PUMAが大好きだったってことだけど、TAISUKEにとってPUMAとはどんなブランドなのでしょうか?
TAISUKE
他のブランドと違って常に最先端をゆく印象ではなく、流行に流されたりというのがないのでそこがすごく自分に合ってます。自分が踊っている時の洋服とかが流行のものになっていっても足下だけはオールドスクールみたいな。物って進化し続けるじゃないですか。けどPUMAは原点を大事にするって言うブランドだと思っていて、スウェードは昔から沢山のレジェンド達に愛されていて今も昔も形などはたいして変わっていないと思います。そういう意味もあって、自分が履いていてしっくりくるものですね。
STAFF
確かに他のブランドにはないものですね。踊る上での機能面としてはどうですか?
TAISUKE
調度いいです。踊る時に軽すぎてもよくないんですよ。だからスポーティになりすぎてもちょっと違くて、軽すぎず程よい重さがあるのが一番バランスがいいんですよね。シルエットは他のブランドにもかっこいいものは沢山あるけれどソールが厚すぎたりとか重すぎたりするものが多いんですよね。
STAFF
では実際にPUMAがサポートしてくれている事に関してはどう思いますか?
TAISUKE
taisuke-1.jpgPUMAがサポートする上で、もちろん (自分が) 活躍しているからっていうのも理由にあると思うのですが、他の企業とは大事にする部分が違うんですよ。PUMAはコレクターを大事にする、とことんPUMAを愛している人にサポートしているイメージですね。だから有名だからっていうよりは「PUMAを好きで履いてくれている人」の方が大事にしたいと思っていると思います。振り返ると、サポートしてもらい始めた時より今の方が結果を残していますが、いわばPUMAを履いて、PUMAと共に自分も色々な道を歩み、色々な大会に出て勝ち上がっていったという感じもあります。 
STAFF
PUMAはサッカーのイメージが強いですし、アスリートとしてサポートって言うと陸上選手とかサッカー選手だったりをサポートしているイメージが強いけれど、ストリート・カルチャー的な部分でのサポートはもしかしたらTAISUKEが初めてかもしれないですね。
TAISUKE
そうかもしれないです。
STAFF
では、PUMAのサポートを受けている比較的10代に近い21歳のTAISUKEが更にその下のキッズダンサーなどに与える影響っていうのはどのように思いますか?
TAISUKE
そういうのはだいぶ前から考えているのですが、いま自分は頂点にいるんで、「みんなに見られてる」って意識は持っています。間違いなく自分の影響もあってかPUMAを履くダンサーは増えたと思います。例えば俺に対して批判的な人もいたと思うんですけど、その人達もPUMA 履くようになってきてますからね。逆にPUMAのスウェード履く人が増えすぎて一時期どうしようかな?ってなった時もありました。
STAFF
どうしようかなと言うと?
TAISUKE
正直みんなとかぶってしまいますし別の靴でいってみようかなと思ったんですが、MARさん (DJ MAR SKI) がPUMAコレクションしてたり、そういった影響もあり、俺もPUMAを履き続けようってなりました。それに、やっぱり踊りやすいし普段着でもかっこいいので。
STAFF
MARさんもかなりのスニーカーコレクターだって聞いているけど、TAISUKEは、何足ぐらい持っていますか?
TAISUKE
PUMAだけでも50足以上はあります。練習靴も本番靴もPUMAですからね。
STAFF
なるほど。先ほどの話しに少し戻るけど、BREAK以外のキッズダンサーへの影響に関してどう思いますか?
TAISUKE
最近はBREAK以外のキッズダンサーとも話す機会が増えています。この前スタードラフト会議の撮影でもかりんちゃんと話していたんですが、キッズの頃から靴選びにしても、洋服にしても、何かに「こだわり」を持つことは凄く大切で、「そのこだわりが踊りに反映される」って話しをしました。例えば靴でも流行のものばっかにとらわれている人って俺からしたら踊りも流行に影響されやすい人が多いと思いと思うんですよ。ファッションもダンススタイルもこだわりが大切だよっていうようなことを話したりしますね。
STAFF
それではもう一方のRed Bullとの契約に関してなんですが、いわゆる「Red Bull BC ONE All Stars」についてですが、現在何人のB-BOYが選抜されているのでしょうか?
TAISUKE
B-BOYに関しては今年に2人増えて世界で9人だけです。
STAFF
メンバー9人の名前を聞いてもいいですか?
TAISUKE
bboys_ink8849_largeのコピー.jpgLilou、Roxrite、Ronnie、Hong10、Cico、Pelezinho、Neguin、Lil Gと俺ですね。
STAFF
選出の基準はなんだったんですか?やっぱりRed Bull BC ONEで勝っている人?
TAISUKE
それが違うんですね。あくまでRed Bull BC ONEというブランドイメージに合っている人ですね。Red Bull BC ONEというのを想像した時に誰が出てくるかっていうとこですね。
STAFF
どのみち最低限でもRed Bull BC ONEに出場して活躍をしないと難しそうですね。
TAISUKE
まあそうですね。けどそれで勝てばいいというものではなくてCicoに関してもベスト8までですし、WING (JINJO CREW)も優勝しているのにALL STARSに入っていないですからね。なのでRed Bull BC ONEのイメージに合っている人っていうのが一番の基準だと思います。
STAFF
選定基準は難しそうですね。
TAISUKE
かなり難しいと思います。Red Bull BC ONEで活躍するのも大切ですが他の大会でも活躍しつつイメージに合う人ってことになります。勝ってる人、沢山出ている人は他にもいますが、アジアや日本でRed Bull BC ONEっていったら自分かHong10の名前が挙がりますからね。
STAFF
なるほど。TAISUKE自身が思う自分がRed Bull BC ONEのイメージに合っているところは?
TAISUKE
自分自身イメージが合っていると思っているといるというよりはRed Bullに選んで頂けて光栄という感じですね。きっかけは2007年に日本大会で優勝して南アフリカ行ってからだと思うんですよね。それで2008年準優勝してっていう日本人がグイグイ勝ち上がってっていう流れが凄く大きかった思います。だけど、オーガナイザーのトーマスに関しては2001年から自分のこと知っていたらしいです。BATLLE OF THE YEARで世界大会に出た時でその時に知っていたらしく、「お前らまだいたんだ!!」っていうのがあったみたいです。
そこから「TURN IT LOOSE」って映画に出ないかって出演依頼があり、世界で知られていくようになって、2007年の Red Bull BC ONEきっかけで世界のイベントに呼ばれるようになっていったんでRed Bullのイメージがついたんじゃないかと思います。
STAFF
TAISUKEがRed Bull BC ONEで勝ったからっていうのだけではなく、プラスαで色々ありそうですね。新しいメンバーを選考するにあたってTAISUKEも意見を言ったりはしますか?
TAISUKE
相談としてALL STARSの全員にメールが届くんです。やっぱり立っているだけの威圧感だったりオリジナルスタイルだったりがあるかとか、ALL STARSの意見も大事ですしね。Lilouだったらもう踊りがLilouスタイルですしRonnieだったらRonnie、他もみんなそれぞれのスタイルを持っていますから。オーラとオリジナリティーが重要じゃないですかね。
STAFF
ALL STARSに入りたいB-BOYは沢山いると思うのですが、何かアドバイスのような一言ありますか?
TAISUKE
まずは自分を見つけないといけないと思います。結局は影響力がないとダメで、その為には他人に似ていたら駄目だと思うんですよ。 日本という島国の中で出来上がったスタイルを作り出すというか、分かり易くいうとYoutubeに関しては自分の意見があるんですよね。みんなYoutubeを見てると思うんですけど、自分は基本的には自分の映像以外は見ないです。他のB-BOYをチェックしたりとかっていうのはないんですよね。Youtubeを見ているとどうしても影響されてしまいますので。他の国からの影響を受けているようなB-BOYはオリジナルとは呼べないですからね。そこが今の日本人にはかけてるんですよね。いざ世界大会に出てもオリジナルじゃないし流行っているのをやっているだけだからと他の国から呼ばれたりしないんですよ。映像を見て勉強するくらいなら、あっち (海外) に行って見た方がよっぽど刺激になります。Youtubeの動画にも流れていない無名な奴がものすごく巧かったりするんでよ。逆に有名な奴が倒されたりそういうのを見た方が衝撃的で良いと思います。STEEZとかは最近勝ち上がっているけれどやっぱり海外に一年いって帰ってきて相当良くなりましたからね。
STAFF
たしかにそうですね。最近のTAISUKEをみていると「負ける」とかは全く恐がってなさそうですよね。
TAISUKE
そうですね。最近は、絶対勝たなきゃ!とか負けちゃ駄目だ!とか強く思っている訳じゃないんですよ。負けたとしても、すでに俺自身をみんな分かってくれているんで。もちろん大事な大会では勝ちたいと思いますが、結局やっていることは自分のものだから…としか思っていないし同じことやられても自分を見てやってる!としか思わないんで。
STAFF
ではテレビ番組のスタードラフト会議には、リアルなシーンの代表としてよく出演したなと思ったんですがどんな心境だったんですか?
TAISUKE
結構やらかしている奴らがいましたからね (笑)。やっぱりTVの影響はすごいし逆に間違った形でダンスが伝わって欲しくなくて、一般の人達からしたらダンスってこういうもんなんだって思われてしまうと思うので。
STAFF
たしかにTVの影響はものすごく大きいですよね。
TAISUKE
やっぱりTV関係の人だったりジャッジだったりダンスが分からない人もいるのでそれで出てしまったダンサーにも責任がありますよね。
STAFF
最初から「一般の人にはダンスはわからないから」と突き放してしまってはいけないですよね。TVは影響力があるからいい形で広めていければいいですね。
TAISUKE
そうなんですよ。前に出ていた人達はTVを利用してダンスを広めるっていうのではなく利用されていたんだと思います。そうなった時に俺が出る必要があるなと思いました。
STAFF
テレビでのコンテストでTAISUKEが最初に優勝してくれてすごく良かったと思います。
TAISUKE
色々あったんですが、最初にしっかりとプロデューサーさんと話したんですよね。メールが来た時にしっかりとダンスシーンが伝えられないなら興味がないと返信しました。それで一回会って話そうってなったんです。ダンスのこともしっかり話してダンスをしっかり伝える為には曲に関してもこっちが選ぶというのも主張してご理解頂きました。ちゃんとしたものを伝える為にはやっぱりそこのプライドは大切だと思うんですよ。そのプライドを持たないで出てはいけないと思います。TVの出演依頼がきたからすぐ出ようってなるより、しっかり主張すればあっち側もどういうことか理解してくれるし、TVに利用されるんではなくて利用してダンスを広めようっていうのがわかってたから出ました。だから曲とかで使えないと言われたりしたら、だったら出ませんという風にすぐ引かないで強気で行かないと駄目ですね。
STAFF
これからもスタードラフト会議には出演するんですか?
TAISUKE
今後もダンスのコーナーやっていきたいといっていたのでその時は協力してくれといわれましたので、機会があれば…という感じですね。
STAFF
今後のTAISUKE自身は、五年後、十年後どうなっていると思いますか?
TAISUKE
現状維持というか不動の位置を保って歴史に名前を刻んでいきたいですね。だから今と変わらないです。あとは下の世代を育てていきたいと思います。下を育てるっていうのも役目だと思うので。今の人達が育ててきたかといえばそうではないと思うし、だからこういう現状があると思うので。アメリカでいうROCK STEADY CREWとかはすごい昔からあるのに今もあって、しっかり下が育っているからこそ未だ残っていて文化だったり歴史だったりも良く知っていて素晴らしい形で残っています。日本にはそれがないんですよね。だから俺について来る奴らをしっかり育ててそういうのをやっていきたいんですよ。
STAFF
では理想はアメリカみたいになることですか?
TAISUKE
まあアメリカはダンサーがダンスだけで飯が食えていっていますからね。 理想的ではありますけどそこを目指している訳ではなくてそれを超えないと行けないと思うんですよね。
STAFF
「俺についてくる」という言葉が出ましたがTAISUKEは今まで誰かについていってきたという感覚はあるのですか?
TAISUKE
そうですね。MARさん、KATSUさん、TEEさんの三人にはもの凄くお世話になっていますし、頭が上がらない存在です。やっぱりこの三人と話しても「お前がちゃんとやって広めていかなきゃ駄目だ。」と言われます。 やっぱり勝つことが全てじゃないし正しいことを広めていってあげるっていうのが大切なのかなと思います。自分の中で日本国内でダンサーってダンスだけで飯食えてる人っていないと思っていて、レッスンをやっていても結局はインストラクターですしバックダンサーもバックだから自分メインではないです。プロのサッカー選手みたいにサッカーだけで稼いでいる人というようにダンスだけで稼いでいる人はいないと思うんですよね。そう考えると自分が目指すのはそういうところなんですよ。企業からサポートして頂いて自分の本当にやりたいことをやるっていうことです。本当にインストラクターをやりたくてやっている人はいいと思いますが、やりたくないのにお金を稼ぐ為にやっている人っていうのが沢山いると思うんですよ。そうはなりたくないので必死に練習して大会に出て結果を残して様々なことに繋げていくとかそういう方がダンスでお金を稼いでいるといえると思います。その成功者がまだいないので第一人者にならなければいけないと思います。Red Bull BC One All Starsにも今までに日本人ではいなかったのでそういう意味では近づいていると思います。
STAFF
それこそプロサッカー選手みたいにプロダンサーがなれればみんなも目指しやすくなれそうですね。こういったことをblogとかでどんどんTAISUKEが発信してくれたらダンサーのマインドもずいぶん刺激を受けると思いますよ。本日はどうもありがとうございました。

Red Bull : http://www.redbull.jp/cs/Satellite/ja_JP/RedBull-Japan/001242760632203
PUMA : http://www.puma.jp/