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J-POPとHIPHOPとDANCE それぞれのシーンの融合点

J-POPとHIPHOPとDANCE それぞれのシーンの融合点

DANCE@TALK
MASAKI × カリスマカンタロー

カリスマカンタロー:以下C
ダンスをずっとやって来ている中で、審査員だったりさまざまな活動をしていると思うのですが、J-POPシーンとHIPHOPシーンの融合点をどういう所に見つけて今の活動に至っているのかを聞かせて欲しいです。僕すごく興味があるんですよ。

MASAKI:以下M
融合点を見つけたというより、自分が好きでいる日本語ラップを使ったりしてショーケースをやっている間にラッパーの方から声をかけて頂いたんですよ。
ZEEBRAさんと僕らは面識は無かったんですけど、事務所の方に「今度PVやってよ」と声をかけられたのが1番最初ですね。  
僕は出ていないんですけど「SUPATECH」というZEEBRAさんの曲の時すね。その後すぐ全国ツアーを一緒に回らせてもらったり、その時期から日本語の楽曲にかなり興味が湧くようになりました。
もともと日本語ラップは聴いていたのですが、踊るって感じはしなかったんですが、ZEEBRAさんのLIVEをやっていったら自分の中で自然とJ-HIPHOPで踊りたいなとなって思ったり、他の方々の曲でも「本当にカッコイイ」と思える日本語ラップが増えてきたんですよ。
昔からカッコ良かったけど、ダンスを踊れるトラックではなくて、聞いたり共感したりするものだったと思いますが、だんだんダンストラックとしてもカッコイイと思える楽曲が増えて来たのが、ショーケースに使うようになったきっかけだと思います。
実際にJ-HIP HOPを使うようになってから、ダンサーやお客さんだったり生徒の反応が、最初の頃は正直すごく寒く感じて、自分も勇気が要りましたけど、良いものは良いとやり続けて来ました。
それとは逆に、曲を知らないお客さんが「あれ日本語だったんだ」という反応をしていて結構ビックリしましたね。洋楽と同じように捉えられていたんだなと感じました。
最近、自分のところに来る生徒でも日本語を好む子が増えて来ていて、KIDS達も日本語でショーケースをしたりするんですよ。
日本語ラップを聞かなかった子達が聞くようになったり、みんなファンになっていきますね。だから今は日本語に対する抵抗を僕の周りでは感じないです。

C この間ZEEBRAさんと番組で対談させて頂いたんですけど、例えばアメリカ人のダンサーは自国で流れている楽曲で踊るじゃないですか。
アメリカから来たストリートダンスというのもあると思いますけど、日本はアメリカを意識したカタチでアメリカの楽曲を使って踊るから日本の楽曲やHIPHOPシーンだったりダンスミュージックシーンの部分と融合しているダンサーがいなかったんだと思います。
今は日本でもライブだったりPVの中で、アーティストが確実にダンサーを必要としているんですよね。
ライブの仕事では日本語の楽曲で踊るけど、クラブのショーとかでは自分達の好きなアメリカのHIPHOPとかで踊っている人が大半の中でMASAKIさんがやっている活動は、
今まさに出来るチャンスの時に体験してやっているんだなという事が見えててすごくカッコイイなと思っていたんです。
僕の友達にラッパーで頑張っている人がいて、そのバッグでダンサーが踊る事はなかなか無いと昔から聞いていたので、どうしたら踊れるんだろうなと考えましたけど、難しいと思っていたところMASAKIさんは先に切り抜けてやっていたので逆に今後に向けてどんな活動をして行くのかをお聞きしたいです。
今音楽が売れなくなっている中で、HIPHOPのアーティストがそれぞれ自分達で道を切り開いて、今まで通りの活動でクラブシーンから影響力を与えてファンが増えて行くと思うんですけど。
AK-69さんは、今のシーンを代表するアーティストになって、クラブシーンから育て上げたファンを自分達で獲得して行き、自分の好きなダンサーかアーティストを呼んでいますけど、1万人のホールを埋め尽くせること自体がやっぱりすごいなと思うんですよ。実際にバックダンサーを仕切りながら自分自身もダンサーとして活動しながら、体験されていることをお聞きしたいのですがどうですか?

M 俺はすごくHIPHOPが好きな反面、悔しくて貫いてきた部分もあるんです。
もともとダンスから入ったんですけど、色々と勉強して行くうちに、HIPHOPの良さとかカッコ良さをすごく感じるようになったんですよ。世の中でHIPHOPは悪い印象だったり、不良という認識が強いんですよね。
僕もどっちかというと、そっちに憧れてHIPHOPの文化に触れて来た人間ですけど、その中でもすごくいい部分や人間的な部分だったり、すごく愛を持っていたりとかそういうものを感じてHIPHOPを本当にすごく好きになったんです。
僕はそういうHIPHOPを伝えたいという気持ちを持って、AK-69君とかZeebraさんを始めとするラッパー達のリリックに対してすごく共感しています。
音楽だけではなくて、自分が踊る時に気持ちを100%込められるという事が、自分にとって1番の満足度だったりします。
もちろん技術も勉強して行くんですけど、自分が今まで経験して来た中で何よりも、僕はそのリリックに対してどれだけ自分の気持ちをそこにのっけて行けるかという事がすごく重要なものになって来ました。
英語の楽曲でフリを作ったりする時はリリックを調べたりもするんですけど、やっぱり直接日本語の方が自分には伝わってくるものがすごくしっくり来ます。
AK-69君が売れた理由は、メッセージがすごくみんなの心に届いたんだろうなと思うので、ただ意味のない音楽ばかりだったり、カッコイイものでやって行っても、それだけでは僕はそこに100%共感できないですね。カッコイイなとは思いますけどね。
やっぱり意味のある音楽と意味のない音楽というものをHIPHOPを通じて、自分でも判断するようになって来ています。先日LIVEに出させてもらったSIMONのライブでもやっぱりすごく大きいものを感じたんですよね。
彼の言っている事は、シーンに対してはもちろんなんですけど、社会に対して人間に対して言っている事がすごく響くんですよ。本当に俺、聞いていてライブ中に泣いちゃったくらいなんです。
僕も子供が出来てから環境の事を考えたりとか、いろんな事を考えるようになったので人間的に素晴らしいアーティストというのは、本当に僕は尊敬していますし、そういう人がHIPHOPの中に多くいると感じていますね。
積み重ねをして行く度に色々と気付かされて行くんですよ。
AK-69にしても大きなホールで相当な客演を呼んでましたが、客演のみなさんもすごく魅力的なんですよね。外から見たらただ怖いという印象かもしれないですけど、怖さもありつつもそういう人達って仁義だったり、人間的な面ですごく真っ直ぐなんですよ。
本当にバカ正直というか、良いものは良い、悪いものは悪いと言える人達だったりするので、ああいう人達と触れて行くとダンスもそうですけど人間的にすごく鍛えられていたり豊かにしてもらっている気がします。

C 今僕らの会社でプロデュースしているパイオニアさんのSTEEZ AUDIOというオーディオがあるんですけど、そのCMの楽曲がSIMONの「ZOO ROCK」という曲に決まったんですよ。
監督さんとかと色々話していて、「ZOO ROCK」かっこいいよ!!という声が上がったので僕も聞いてみたらすごいカッコ良かったので「これで行きましょう!」ということになりましたね。
ただ単純に、日本人が作ったとか関係なくカッコ良いんですよね。結果としてそれが反響を呼んで、海外の方とかも興味を持ってくれたり、youtubeに上がっているものに関しても日本人が共感しているのを見るとすごく嬉しいですね。
でもカッコイイ楽曲があっても、ダンサーが表現しないとダンスとラップの境目が出来てしまうような感覚はありますね。
クラブシーンでアーティストとダンサーが融合しているイベントは、ダンスのショーの時はラッパーの休憩だし、ラップとかアーティストのライブの時はダンサーが休憩してるじゃないですか。
僕から見ると、だから融合が今まで無かったのかなと。
今後のHIPHOPシーンだったりダンスシーンにとっても、もっともっと一緒になって大きいシーンを作って行けるんじゃないかなと思いますね。
どっちもあると思うんですよ、楽曲が流行ってダンサーが踊る場合とダンサーが踊っていて広まって「カッコイイ」となって一般の人が曲を聞くという。
だからその融合が出来れば、メジャーシーンとかと関係ないところの文化が出来て、自分達のやりたいシーンが作れるんだと思うんですよね。

M 俺らもそういう事がきっかけですね。人がどう言おうと俺らがカッコイイと思うものを俺らのものでという考えです。
メンバーはUSをひたすら聞いて来たり、どれがカッコ良くて何がカッコ悪いのかという事を自分達で判断して乗り越えて来たので、音楽に対してのセンスというのはそれぞれがみんな自信を持っていると思います。
本当にそれだけの事はやって来ていますし、もっとみんなにも「日本の中でこれがカッコイイと自信を持って押して行こうよ」と訴えて、日本の音楽シーンをもっと活性化させたいですね。
やっぱりカッコイイものが売れないのは絶対おかしいというのが俺らの考えなので、そんなの納得できないという思いで今の活動に至っています。

日本発信の新しいHIPHOPのカタチ

C 「カッコイイ」というのは人それぞれ全然違うじゃないですか、僕もダンスイベントだったり色んな事をやっていて、人それぞれに求めるカッコ良さが違うので迷う時もいっぱいあるんですよ。
色々と試行錯誤してやっているんですけど、やっぱり僕は日本人で日本が好きなので、日本で融合出来る所といろんなダンス界を融合させて行きたいなという思いがあります。
そういった意味で、MASAKIさんの活動自体をずっと前から見ていてカタチが大きくなりつつ、みんなが日本語カッコイイねと言い出してきて、今まさに盛り上がって来ているので、すごく良いなと思っています。
SHOWGUN自体はどれくらいやっていて、始めた頃からすると状況などは変わって来ていると感じますか?

M SHOWGUNとして活動自体しはじめて1年くらいです。状況的には、前に比べラッパーの人からの知名度は上がりましたし、結構声をかけられるようになりました。
露出をしているからだと思うんですけど、「今度やってよ」と言われることは多くなって来ましたね。
日本語を使ってやっている子達も結構出てきているので、興味を持ち始めている若い子達も増えて来ているんじゃないかと思います。
はっきり言ってHIPHOPアーティストとダンサーが同じステージに立つのはUSでも珍しいと思うんですよ。 
昔のBig Daddy Kane とかの頃なら当たり前にダンサーがみんな付いていましたけど、今USでHIPHOPのアーティストに男のダンサーが付いている人はほとんどいないと思うので、これは日本発信の新しいHIPHOPのカタチじゃないかなと思っています。 
今はどっちかというとダンサーはJAZZ HIPHOP系の仕事が多いじゃないですか、俺はHIPHOPが好きでやって来ているのでHIPHOPのノリやグルーブ、パワーのあるダンスをもっともっと広めて行きたいです。
自分がやっている事は間違ってないと思いますし、自信を持ってやって行きたいですね。そしてHIPHOPのマーケットを広げて、好きな楽曲で仕事がしたい。それをやるにはまずは日本のHIPHOPのアーティストのカッコイイ曲を世間に広めていくことが1番だと思っているんです。
僕が言うのも失礼ですけど、正直日本のHIPHOPのマーケットは小さいんですよね。そこを広げる努力もして行きたいですし、もっとみんなのカッコいいところをダンサー側から出来ることでしっかりと世の中に出して行きたいです。
それが出来るのがイベントだったりするので、一緒になって日本のHIPHOPという土台自体を底上げしてやって行きたいなと思います。
もうそれはずーっと昔から思ってやってはいるんですけど、なかなか難しいですね。でも少しずつ上がって来ているので、俺はもっともっと上げて行きます。
俺も色々な仕事でダンサーとかをやって来ましたけど、別になにが嫌だとかではないんですよ。
自分が楽しいと思える事しかやっていないですけど、心底カッコイイと思って楽曲もリリックも全てに対して自分が納得している曲で仕事が出来たら俺の満足度は1番上がるので、やっぱりそのカタチに持って行きたいなと思います。
それこそクラブで踊っているみんなは「本当にその曲で仕事やりたいの?」と思って今まで来ましたし、「なんでもっとカッコイイ曲で仕事をしようとしないんだろう?」と思っていました。
でも実際それで仕事があるのかといったら、無かったのが現実なので。僕はひたすら一心になって貫いた場所というか、みんながそういう方向に仕事をとっていく中での「いや俺は絶対これだ」という貫きですね。
HIPNOTIC BOOGIEの時もそうでしたね、Big Beatが流行ってみんながそっちに流れたときに「俺らは絶対こっちの方がカッコイイって思う!」という風に思ってそのままHIPHOPを貫いて来た結果で今もこうなっています(笑)
なので、俺はずっと貫いて行けば絶対に変えられると思いますし、このままきっと貫いて行くと思います。

C ちょうどバックダンサーの話が出ましたけど、僕らハウサーはバックダンスの仕事がないので、そういった機会があまりないんですよね。HOUSEでは、MISIAが1番大きかったと思います。
先ほども話しましたけど、HIPHOPはバックダンサーの需要はあるものの、今の世の中はJAZZ HIPHOPの方が多いじゃないですか。 
JAZZ HIPHOPで仕事をしている人って、今でこそプライドを持ってやっている人がたくさんいますけど、少し前だと好きなアーティストや楽曲ではないけど、仕事として割り切ってやっている人が多かったと思うんですよ。
MASAKIさんがさっき言われたように、「本当にそれをカッコイイと思ってやっていないなら、自分としてどうなの?」と思うんですよね。
仕事として割り切ってやってはいるけど、カッコイイと思って心底バックダンサーをやっている人がもっと増えて欲しいなと思います。
でもその前に、そういった楽曲を出しているアーティストがいないんだなとも思います。
今のKIDSダンサーもこれだけたくさんいるのに、ストリートダンス界のKIDSダンサーでアーティストを目指す子がほとんどいないんですよね。
みんなこの先のバックダンサーとかインストラクターとかいろんな夢はありつつも、意外と高校卒業してからダンスと距離を置き出す子達が多くなってきてる現状もあるんですよ。
僕らが望む1番カッコイイと思うダンスミュージックというシーンが、日本にはやっぱりまだまだ無いんだなと思ってしまいます。
言い方悪いかもしれないですけど、「やりたくない仕事をダンスでやらないと生活が出来ない」という事が徐々に拡大していると思うんですよ。
いわゆる負の連鎖的なことですよね。仕事としての収益が上がったとしても、カッコ良さという部分では見え隠れするのかなと感じています。
やっぱり貫くことは相当きつい所もあるじゃないですか。
実際に生活が激変するのは、子供が出来たり自分の肉親が倒れたりとか、いろんな守るものが出来た時だと思うんですけど、そういう時にダンサーは現実に戻る事が多いと思うんです。
ダンサーは、若い時は人気だからもちろん生徒もいっぱいいますし、仕事も舞い込んで来るのである程度の収入はあるんですけど、30歳40歳と超えて人気が若手に移ったりすると、結構生徒が流れたり、体がなかなか動かなくなったりするんですよね。
でもダンサーはみんな現役で踊り続けたいんですよ。自分が踊り続けたいからそこに居続ける。そうすると結果として、逆のほうに行っているというか、それがすごく問題かなと思っているんです。
本来なら年齢が上がると共に価値も上がって行って、プロデュースの仕事も増えて来て、下に仕事を振りながら自分も仕切りながらカッコイイというものをどんどん正して行くのが最善の方法なんだろうなと。
みんな自分が踊りたいからなかなかそこに行けないんですよね。
言い方はすごく悪いかもしれないんですけど、みんな子供のまま大人になっているので、気付けば守る時に守れないという状況も多いのかなと思うんですよ。そういう部分についてMASAKIさんはどう考えていますか?

M ん~俺も多分子供のままですね(笑)
自分がカッコ良く居たいというのがあるので、多分俺はずっとこの世界にいるんだと思います。
自分に子供が出来たときに、生活を守ろうという時期が最初の方はありましたけど、それだと何も変わらないし、この先ヤバイなと感じたので、逆に今突っ走らないとあとで後悔すると思ってやって来た事が、シーンの土台を底上げをしてもっとダンサーというものの価値を上げたいという気持ちにさせましたね。僕らの先輩の時は、もっと価値があったんですよ。1曲振付するのにも単価が高かったですし。
不況のせいもありますけど、若い子達がタダでも「やります」と引き受けちゃうし、会社自体もタダ同然でやらせている所があったりするんですよ。
若い子は仕事が欲しいし自分の経験としてもやって行きたいと思うだろうし、それこそ負の連鎖がめちゃめちゃ起きてるんですよね。
それが結果として自分の首を絞めている事も気付かないまま行ってる子が多いと思うんですよ。
そういう子達がもっと上に上がった時に自分が仕切れるようになるのかと言ったら、今度はさらに下の若い子達が出てきて安いギャラで引き受けるので仕事を取られて辞めなきゃいけないという負の連鎖がすでにもう始まっているんですよね。
俺は信念を持ってみんなでやって行く事がすごく大事だと思っています。
一般的には、踊りは水物だと思われてしまいますけど、やっぱり僕らの先輩達はすごく信念を持っていますし、残っている理由もそこだったりもするのかなと。
最近の子は本当に上手な子がいっぱいいますけど、心底信念を持っている子がいないと思うんですよ。
それは日本のアーティストも一緒だと思っていて、インスタントのものが売れてしまったりする日本の環境も問題だと感じています。
信念を持った楽曲は哲学的なものだったりするので、そういうものを日本人はなかなか入り込めなかったりするんですよね。
本質が音楽として、そこに詰め込まれているので、ダンスもそれが一緒だなと思っています。
貫いて一生懸命やれている人と、なんでも上手にこなしてしまう人というのは、俺は見ていてすごく感じますし、それは人として感じるものなんだろうなと思います。
分かってくれる人は分かってくれるので、逆に分かってくれる人をもっと増やして行きたいなと思っているんですよ。
踊りもそうですし、これからやって行く活動もそうですけど「俺は間違っていない」と貫いてやっていく事が大事なのかなと。もちろん、オレが完璧な訳なんかないんで、間違えてたら叱ってください!(笑)
ダンス界は広がっているぶん薄くなっているというのが、正直自分の目に映っている世界ですね。
俺はやっぱりいつまでもプレイヤーとして尖っていたいというのがあるんですが、そこを忘れたら多分俺は終わるなと思います。
常に出来なくてもとにかく1番前を見てそういう方向に進んで行きたいですね。
音楽シーンの為にも必要だと思いますし、俺はいまのところは絶対間違っていないと思ってやっています(笑)

C 実際自分の信念を持ってやっている子もたくさんいますけど、90年代はダンサーに絶大な影響力があったじゃないですか。
ファッションもそうですし、楽曲もそうでしたね。ダンサーというのは影響力を武器にダンサーとしてのセンスで仕事をしてたと思うんですよ。
シーンが大きくなって薄まって来ているからこそ、みんなの影響力が弱まってるという、流行や流れが作れていないんですよね。
満遍なくダンスが広がっているので、ようやくみんなも動き出してはいるものの 何かが飛びぬけて大きく取り上げられることもないんですよね。
上の方達にはこういう方々がいて、こういう流れがあるんだよと教えるメディアもないですし、正直僕もすごく悩んでいるところですね。
やっぱり突っ走るダンサーも絶対必要ですし、それを見て初めてダンスをやってみようという人もいっぱい必要ですし、その双方があって初めてどっちも上手くいくと思うんですよね。
突っ走りたくても現実は生活が厳しくて突っ走れない子達も出てくるとは思います。 
でもそれはどこの業界も一緒だと思うんですよね。それでもやっぱり突っ走って欲しい人には、とことん突っ走って欲しいなと思っています。
逆に言うと突っ走れる為の周りのサポートが出来てくれば、ダンス界がもっと良い方向になっていくのかなと。今はみんなそれぞれが古文奮闘な感じがするんですよね。
今のこのシーンがどうやって成り立って来て、どういう人達がどういう気力を持ってやって来たのかを伝えていかないことには、シーンは薄いまま崩壊しちゃうのかなと思いますね。
結局そうですけど、昔ほど探究心がない気がするんですよ。習い事になるってそういう事だとは思うんですけど、本当にこれを踊りたくてやってるのかなと思う子がたくさんいますね。
カッコ良い事を貫いて、それをちゃんと取り上げるメディアがあって、仲間がいて、周りにサポートしてくれる人がいてという体制があってトップの人間がいれば、勝手に下は大きくなって行きますし影響力を受けていくのかなと思います。
今後の音楽シーンやダンス界には、間違いなく1番重要なポジションだと思うのでMASAKIさんの考えを貫けるように周りも一緒になって応援して行くことが出来たらなと思いますね。

M そうなっていただけると嬉しいですね。
自分も最近ITの人と知り合って話をする機会があり、そこで金儲けをしたいという事を話したわけではなくて、とにかく今の現状に納得がいかないし、音楽シーンをもっとカッコ良くして行きたいという話したんですよ。
こんなだけ一生懸命やっても中々実らないという事に、その人も「世の中やっぱりおかしいことだらけ。是非、もっともっとダンサーのみなさんの環境が良くなるようにやって行きましょう」と賛同して頂いて、今会社設立の話を進めているところです。
今一番やりたい事としては、僕はダンスが楽しくて楽しくて仕方なくて続けてきたので(笑)KIDSに対してコンテストとか競う事だけではなくて、人間教育のような『人を愛する事や仲間を大切にすること、感謝の気持ちを忘れない事』それを踏まえた上でのダンスの面白さをもっと教えて行ってあげたいですね。寺子屋みたいな人になっていけたらと思ってます。
学校とかでもこれからダンスが入ってくると「ダンスはこうだ」という決まりも出来てくると思うんですよ。
「ランニングマンのやり方はこうです」というのももちろん大事なのかもしれないですけど、それプラス「いいんだよ、こうやってもいいし、自分で好きなようにやってみな」
「逆に個性が出せなかったらダンスの楽しさなんかないんだよ」ということを教えてあげたいです。決まりごとがあったら俺はダンスを続けていないし、ダンスは自由だと思うんです。
それから、俺は子供が出来てから子供に対しての考え方がすごく変わりました。彼女への「愛してる」とは比にならない愛しい存在なんですよね。
自分の子供を愛すようになってから世界中の子供達も目に入るようになりまして、感覚的には恐れ多いですがMichael Jacksonもこんな気持ちなだったのかなと思えるようになりましたね。
出来れば世界中の子供達が平和で平等に暮らして、人間として最低限の生活をさせてあげられるようにしたいです。今のままでは無理ですけど(笑)。それが目標です。
日本の楽曲を世界中にばら撒いて「この人達すごい」ってなダンサーを育てるんじゃなくて、みんながハッピーになれるような環境が作れたらいいなと今は考えています。

C 僕自身も経験しているので、応援したいですし、一緒にやれる事もたくさん出てくると思っています。
一緒になってダンス界をちゃんと作れるところが出来てきたのかなと感じています。今ままでのダンス番組は局側が制作していたんですよ。局の予算でやるので局のプロデューサーが入ってやるんですけど。
今回のDANCE@TVは僕達の会社で枠を買ってやっているので全負担が自分達なんですよ。なんとかやってはいますけどなかなか難しいですね。
年間でかかる費用が高額で、それを毎月負担となるとそうとうキツイですね正直。その中で何かダンスの商品を売るわけではなく、ダンスってこういうものなんだと伝えていると、
ダンサーは喜びますけど一般の人達にはまだわからない世界でなんだなと感じます。反響もなかなか出ないですし、苦しんでるとこもいっぱいありますね。
でも見ている人は確実に増えて来ていますし、みんながそれぞれ”いち社会人”の面を持ちつつダンサーとしてのカッコいいラインも保つという事が増えれば増えるほど周りの見る目もだいぶ変わってくるんじゃないかなと思うんですよね。僕らの会社も8年経ちますけど、最初は話にならないくらい話を聞いてくれなかったですね。企業から見てダンサーの印象が悪かったから目を向けてくれない所が多かったんですよね。
本当はすごく熱くて純粋で、他の人より全然真面目ですよというところをなんとか分かってもらいたくて戦ってきました。
義務教育に入ることもまた転機ですよね。いい面と悪い面のどっちもありますけど、ダンスとういうものに関していうと広がりはあるので、それぞれの役割がこれから出てくると思います。
そういう中でダンスのカッコいいシーンを貫いてダンスの楽しさを伝えるという動きもMASAKIさんの方でガッツリとやれるのであればそれはすごく良いと思うんですよね。
そういうシーンがやっぱりないと結局アンダーグラウンドのダンスシーンのカッコイイ部分が一部分だけになってしまったり、カッコイイことをやっているのに収入的に少なかったりとか貫けなかったりするところが出てくると思うんですよ。
メジャーが大きくなればなるほど、アンダーグランドも大きくなるような世界になればいいと僕は思います。
DANCE@LIVEもエンターテイメントになりきらなくて、一般の人が見ても「よく分からない」で終わってしまう事が多いんですよ。7年間DANCE@LIVEを続けて来て感じている壁ですね。
ダンサー自身も自分が上に行くにはどうしたらいいのか、影響力を持つには何をすればいいのかを考えないと難しいのかなと感じています。
ダンサーだけしか喜ばないとなると、影響力も大きくならないですし、スポンサーもいずれは離れていくと思います。やっぱりスポンサーありきの大会というのはあるので、僕の中では結構難しいなと感じているところです。
動員数も安定して増えてくれれば、参加費なしで、賞金の額もグンっと上げて、格闘技大会とかと同じようにやって行けると思うんですけど、なかなかそこまで行けないのが今の現状ですね。
ダンスは音楽とファッションが融合しているので、ダンスが流行るとその人が使っている音楽や着てるファッションが流行るので、他のものよりも流行りやすいと思うんですよね。だから1番上手くいくはずだと思っているんですよ。
言葉もいらないですし、世界中で広がられる!と考えますけど、身内感を取り除いて行かなきゃいけないなという動きも必要かなと思っています。

日本のHIPHOPシーンを持ち上げて行きたい

M 正直、一般の人からするとHIPHOPシーンも、DANCEシーンもマニアック過ぎちゃうんですよね。

C そうなんですよね。自分で番組を冷静に見ていて引っかかった事が衣装なんですよね。
極論ハロウィンみたいな激しい感じで演出して来たりすると、一般の人達は沸きやすいのかもしれないですね。でもそこは1番難しいところなんですよ。
好きなダンスで出て来ているので、強要は出来ないですし、見世物としてやるならこのままじゃいけないのかなと感じています。

M それは俺も思います。タレントとしていないとダンサーは成り立たないと思います。
舞台衣装があるPOPSのものと、俺らが決めらるHIPHOPのダンサーの差を俺はそこに感じます。
ファッションに対して自分の主張が出来るというところ。HIPHOPはほとんど指定がないんですよ。
この曲はこうだから俺はこれ着たいとか自分で選ぶ事が多いですし、そういう部分で違いが出てくるんじゃないですかね。ステージは生き様を見せていくもので、一番自分を魅せれる場所だと思います。
特に日本だと、アーティストのバックダンサーはバックアップであって、景色でいなきゃいけないという事も多いじゃないですか。 海外ではみんなすごい出しているのに。
日本だとダメと言われて、「グルーブを出さないで」「目立たないようにして下さい」と言われた事もありましたよ。俺はそこに疑問を感じていましたね。
HIPHOPの現場はとにかく自分を出せる現場で、逆に言ったら1番目立たなきゃという感じです。
アーティスト自体がそういう意志で、AK-69も「いやいやぜんぜん俺食っちゃってください」と言ってくれましたけど、それよりも強い物を彼らは出すんですよ。そのぶつかり合いで多分、ステージはすごいパワーになるんですよね。
基本的に日本のアーティストのライブは「なるべく目立たないようにキレイにまとめてください」と言われるので俺はパワーが足りないと感じてしまいますし、
バックダンサーのみんなも出せるのに出せない人もたくさんいるし、番組とか見てても「そんな踊りしていていいの?海外の人とか見てみなよ!」と思うんですよ。
Lady Gaga(レディー・ガガ)やBritney Spears(ブリトニー・スピアーズ)のバックダンサーもみんな表に出していますし、Michael Jacksonもそうですよね。
めちゃめちゃ気持ち出せるのに、なんで日本は出せないの?!というところが、日本のダンスミュージックシーンの足りない所なんじゃないかなと思っています。
HIPHOPの場合、みんなが目立って良くて、みんなが毎日の生き様をぶつける世界なんですよ。「俺だから選ばれたんだ」「俺の代わりはいない」と思えますし、俺達は自分達のタレント性を認められていると思えるんです。
そういう必要性とか自信って大事だと思うんですよね。どこまで思われているかは分からないですけど、自分を100%出して認められるという事は「俺じゃなきゃ、お前じゃなきゃだめだ」と感じられる事なんじゃないかと思います。
抑えてやらなきゃいけないとなると、こう抑えて出来るんだったら俺じゃない人でも出来るんだろうなという気持ちでテンション的にも落ちてしまいますね。アーティストとしてやっているので、おどおどして見られるのが1番嫌なんですよ。それがHIPHOPの醍醐味というか良いところですし、やっぱりそういう気持ちを持って行った方がいいと思いますね。ダンサーがタレントとしていつも見られているという気持ちや、みんなの見本として見られることは良いことですよね。
AK-69だけじゃなくて、みんなそうなんですよ。Zeebraさんもそうですし。
自分で目利きをして、とにかくこういうのをやって欲しいと声をかけてくれるので、俺らは上を目指して行けるし、キレイにまとめようとは思わないんですよね。
今ある100%の自分を200%に持って行けるようにドカーンとぶつけられるようにフリを作りますし、ステージにも上がります。だから納得させられるんじゃないのかなって思っていたりします。
こういった事、伝えたいことを理解してくれる仲間や後輩にどんどん仕事を振って行けるようになったらいいですね。
俺はHIPHOPが好きというのが根本にあります。社会的側面では自分の子供に対しての気持ち(裕福に育ててあげたい)というところがありますけど、それとは別に自分の満足度として日本のHIPHOPシーンを持ち上げて行きたいのでがんばります。

C その好きな人達の世代が意外と上がって来ているので、応援してくれる人達が現役で社長をやっている人達が多くなって来たじゃないですか。
ダンス甲子園の時に遊んでいた人達が今、お父さんお母さんになって来て息子をダンスに通わせるとかも多くなって来てるんですよね。そういう人達が増えて来ているからこそ、これから5~10年すごく面白くなってくると思っています。先輩達が大事にしている部分もちゃんと知りつつ、自分のポジションで何をやったらいいのかというところをそれぞれが感じて何かやって行けたら、多分突っ走るところは突っ走りながら上手くやっていけるのかなと思います。

M 広がったぶんハッキリしたと思うんですよね。
昔はダンサー全員が同じ枠の中にいたと思うんですけど、今は細分化していってる感じがするので逆にそれをそれぞれが磨いていって それがくっついた時にすごいパワーになると思っています。
みんなそれぞれが自分の役割を一生懸命貫いていって、良いところでみんなが融合して大きいシーンを作って行こうよと考えていますね。
それは俺らだけの閉鎖的なものではなくて、みんなが協力してやって行けることがこのシーン自体を変えることだと思います。今までは仕事が少なかったぶん、つぶし合いに近い形になっていたんですよね。
それが細分化して良い方向に行っていると考えれば、みんながユニットになって持っているものを全部融合させられるようになったら日本のシーンも音楽シーンも本当に変えられると俺は思っています。

C 音楽シーンが変わるタイミングはこの時だなと。音楽がその人たちの応援をする為のものになって来ている気がするんですよ。
例えばAK-69さんだったらAK-69さんを応援したい人が全国にいるから、現実でも10万枚売れるという事が起きているんですよね。
そうなって来ているからこそ、そこのところと密着できるダンスシーンが出来れば今後新しいシーンも出来てくると思うんですよ。
レーベルさんとお付き合いをしていく中で、悔しいこともたくさんあるんですよね。ダンサーの価値はいつまで経っても結局上がらないとか、その程度で考えられているんだなと感じましたね。
でも、引きこもりの子が「HIPHOPで元気付けられました」という話を聞いたんですよ。
「これなにか変わるね」と話していた時に今回SIMONの「16」を聞いて「何か起きて来てるよ」と話していたので、余計にこのタイミングでMASAKIさんと話せたらなと思っていたんですよね。
やっぱりダンサーが芸能界に利用されるのが僕はどうしても嫌なんですよね。ダンサーの値段は、いま業界人が決めてるじゃないですか。
「CD売れないから予算これだけだから」とか言われるんですけど、そういう事をもう辞めたほうがいいと思うんですよね。
僕ら全体が固まって、無料でもやりたいという子達にちゃんと教育をして行くのが良いんじゃないですかね。ライブでは絶対にダンサーが必要ですし、ダンサーを守ることが出来ると思うんです。
ダンサーの中で「自分達の基準は今こうですよ」というのをみんなで固まって作ることが出来れば、価値を守れるんじゃないかなと思います。ダンス界を上手く仕切れる人たちが業界内の基準を決めちゃえば良いのかなと。
アーティストさん1人では弱いからバックダンサーを付ける訳じゃないですか、そうなると絶対必要ですよね?
俺らがいなかったらライブが成り立たないでしょと。じゃ、お金をちゃんと払って下さいよというところをちゃんとして行かないと何時まで経っても使われてしまうんですよね。
ダンス業界のルールを決めていく事が、これからダンサーを守る重要なものになりそうだなと思っています。
いろんな人達が仕切ってやればいいと思いますし、僕はバックダンサー派遣できるからと他の会社をつぶす様なことはしないです。 
逆にそこはそっちが完璧に守ってくれて価値が上がれば、良いダンサーをこっちで発掘して橋渡しが出来ると思うんですよ。
それぞれに事務所みたいな機能が出て来て、そういった事がどんどん出来てくればダンス界が熱くなるなと思います。
ダンス界は色々な体制が全くないまま20数年来ているので、それが出来ると音楽業界や芸能界に対してようやく戦えるんじゃないかなと。応援してくれる人や企業が増えれば、守ってくれる所ももっと出てくれると。

M それもすごく必要なことだと思いますね。
逆にダンサーにタイアップしてくれる企業とかどうですかね。
ライブにしてもスポンサーはアーティスト側に付きますけど、あえて「うちはダンサーのスポンサーです」というところも出てきてくれるんじゃないかなと思います。
それにちゃんと共感して頂いて、そういう事をしてくれる人がいるのであれば、是非ともサポートして欲しいなと思いますよね。
もちろんそれが洋服ブランドだったら、カッコ良く着てカッコ良く露出出来る自信もありますし、お互いが気持ちよく出来るのであれば良いですよね。
正直本当、ダンサーがこんなに頑張ってこれだけしかもらえないという事はやっぱりおかしいなと思うので。
ライブでは、生楽器の次に必要なものだと思ってるんですよ。照明があっても無くても、ダンサーがいるのといないのとじゃ違うだろうし、いるだけで舞台が華やかになるじゃないですか。
さっきカンタローが言ったように必要性というものをもっともっと分かってもらいたいなという気持ちですね。
音楽業界がお金なくて無理なら、音楽業界よりも目立てるぐらいのサポートをしてくれる企業が出てきたらいいなって思いますね。

C ダンサーに影響力が出れば自然と付けられるだろうなと思うんですよ。そういった意味でも影響力というのがダンサーにとって1番重要なのかなと感じますね。
アーティストもそうだけどダンサーが出ることによって、ちょっと集客が増えたりするくらいのダンサーが出てくると変わるでしょうし、ダンスだけのワンマンライブを出来て行けたらいいですよね。
逆にダンサーにフィーチャリングでアーティストが付いてくる事とかが理想かなと思います。
フリーペーパーも、見てくれる人には見てもらえるので、他のフリーペーパーも1つのことを同じように取り上げて行く事が起きてくれば、ようやく流行が作れるのかなと思うんです。
みんなが一丸となって1つの情報を発信しながら、その中でも「カッコイイのはこれだよ」とか「いまこれが広がってるんだね」とか分かっていけるようなものが今後出来ればいいなと思いますね。

M IT企業の方に「情報があり過ぎるのはないのと同じだよ」と言われたんですよね。
「良い情報がいっぱいになって来て、それが集合するとどれを選んでいいか分からない」というのがその人の考えなんですけど、まさにそうだなと思いますね。
何がいいのかをもっと明確に集中して行かないと多分このまま飽和して行っちゃうと思うんですよ。イベントにしても「やっぱりここでしょ」というものを、それぞれの分野で作る必要がありますね。
みんなが「これ!」と向ける場所があれば、多分そこでのパワーはハンパないと思うので、そういう事をこれから仕掛けられたら面白いなと考えています。

C つい最近このフリーペーパーをフジテレビの人に見てもらったんですけど、「カンタローくんは一体、誰を売りたいの?」「満遍なく情報が載ってるから誰を売りたいのか全く分からないんだけど」と言われたんですよ。
「ポップティーンだったら表紙の子を売るという事が分かるし、毎回その子が表紙で、その子を売りにしてファンをつけてそれ以外も一緒に売ろうとしているんだなというのが見えるけど、ダンス界の場合、押している人がみんな違うから分かんないよ」「ダンサーは今誰が1番すごいの?誰かを火つけさせないと分からなくない?」と言われた時に「あ~なるほど」と納得したんですよね。目から鱗が落ちたというか。
いろんな人達が「この人が1番」と言って来ているので、生徒もそれに付いて行きますし、サークルでも大学の先輩が1番になって、他のものに意外と興味なかったりするじゃないですか。そこが問題なのかぁと思いましたね。
確かにみんなが共通して「この人ヤバイね」と言う人っていないなと。それが出来ていたのはMichael Jacksonだったのかなと。ダンサーはほとんどの人が大好きだしMichael Jackson嫌いな人にあんまり会ったことないですよね。
「あれってPOPアーティストでしょ」と言う人もいっぱいいますけど、ダンサーからも支持されていること自体がすごいミラクルだと思うんですよ。好き嫌いが分かれるアーティストが多いなかで、そういった意味では全世界のNo.1だったんだなと。
じゃ日本のNo.1のダンサーで誰もが支持する人って誰なのかなと考えた時に「ん~なるほどね」となりまして、そこにもちょっとヒントが隠されているような気がしましたね。
ファッションでもそうじゃないですか。「今年は黄色を流行らせましょ」「黄色をお勧めする商品を展開して行きましょう」というようにダンス業界の中でもみんなで押して行くことを考えて、その人が出ることによっていろんなイベントが潤ったり、
着てるものによってブランドが影響力を持ったりとかが出来て行くといいかもしれないなと思いました。
番組に出したいのは誰と考えたときに即座に思い浮かばなかったんですよね。みんなすごいんだけど、どういうダンスで行こうかなという感じで「なるほど、こういう事か」とすごい思いました。
みんなでやって行く中で、1つのキーなのかもしれないですよね。
僕自身「応援はしていたんだけど、ちょっと華開かなかったね」と離れて行ってしまう事がいっぱいあったので、そうはなって欲しくないですし、
サポートしてもらっているうちに何かしらの結果を出して更に応援して頂くような組織が出来ればいいですよね。
MASAKIさんがこれから新しい会社でやろうとしていることも、僕らももちろん大々的に取り上げますし、MASAKIさん達にも取り上げてもらいながら行けたらいいですね。
今回はインタビューという形でしたけど、僕達でも出来る事がたくさん出てくると思いますので、僕達でよければ色々と手伝わせてください。今日はありがとうございました。 

M こちらこそよろしくお願いします。ありがとうございました。