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168時間ぶっ続けDJ 世界記録で風営法問題訴える

 【宮崎園子】DJが7日間連続で音楽を流し続ける世界記録をつくり、自由なダンスを規制する風俗営業法の問題を広く訴えよう――。音楽を愛する東京都民らが、渋谷のカフェでそんな挑戦をした。DJのべ約70人が音楽をつなぎ、約500人が参加。元日の正午、168時間に及ぶ演奏を終えた。

 「現代のライフスタイルや文化とかけ離れた60年以上も前の法律が今も残り、憲法が保障する表現の自由や文化の発展の妨げになっているのはおかしい」と、都内の広告プランナーや飲食店関係者らでつくるユニット「ビッグジョイント」が、クラブシーンで多くのイベントを手がけてきたDJアフロマンスさんとともに企画。12月初旬にフェイスブックにページを立ち上げると、「いいね!」が相次いだ。様子は、動画配信サービス「ユーストリーム」で生中継され、約1万人が視聴した。

 ビッグジョイントによると、ギネスブックには1人のDJが100時間プレイした記録はあるが、今回と類似の記録は存在しないという。記録は申請手続きに入っており、2、3カ月後には公式認定される見通しという。

元記事 : 朝日新聞デジタル 配信日時 : 2013-01-03 10:40