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A Tribe Called QuestのPhifeがJ Dillaに捧げた新曲を発表

A Tribe Called Quest(ア・トライブ・コールド・クエスト)のメンバーPhife(ファイフ)が、血栓性血小板減少性紫斑病による合併症で2006年に他界したプロデューサーのJ Dilla(Jディラ)に捧げた新曲”Dear Dilla”を発表した。

曲発表にあたり公開した声明の中で、

「何度も連絡を取り合ったが、タイミングが合わず、互いに留守電にメッセージを残すだけで直接会話をすることができなかった。
彼が亡くなる少し前の話だ。
オレは彼がそこまで重い病気に悩まされているということを知らなかった。
共に病気と闘っている(Phifeは重い糖尿病を患い08年には腎移植手術を受けている)ことを知っていれば、それについて話し合うこともできただろうに」

と、J Dillaと互いの闘病について語りあえなかったことを悔やみ、その上で、

「この曲は、彼とできなかった会話をテーマにしている。
ずっとJ Dillaに向けた曲を作りたいと思っていたが、なかなか踏み切れなかった。
それがようやく実現した。
今なら作れるという心境になったんだ。
やってよかったと思う。
自分を癒す作業にもなったしね。
世間には腎不全で悩んでいる人は沢山いる。
そういった人たちの励みや何らかの糸口になれば幸いだ」

と語った

Phifeは同曲のビデオをDillaの生まれ育ったデトロイトなどで撮影しており、2月7日のDillaの誕生日に公開することも発表している。

元記事 : moluv 配信日時 : 2014-01-22 14:36