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タップダンスと笑顔の傘がコラボ 美作・上山地区の棚田

「上山(うえやま)の千枚田」と呼ばれ、再生の取り組みが進む美作市上山地区の棚田で20日、住民らの笑顔をプリントした傘を飾り、タップダンスを披露する初のイベントがあり、公募の踊り手たちが軽快な靴音を響かせた。

 棚田再生の動きを知り、2月に東京から活動拠点を移したタップダンサー郷野朝生さん(40)らが企画。東京のNPO法人が手掛け、世界中の笑顔の写真を発信する「メリープロジェクト」と連携し、ダンスとアート活動のコラボレーションが実現した。

 岡山、広島県、大阪府など全国から約140人が参加し、笑顔の傘約300本の傍らに敷いた約1メートル四方の板の上でパフォーマンス。雨の中、大勢の住民やアマチュア写真家が見守り、地元の農業男性(71)は「地方を盛り上げてくれてありがたい。毎年開いてほしい」と話した。

 棚田は後継者不足などでかつての景観が失われたが、2007年から再生活動が行われている。

元記事 : 山陽新聞 配信日時 : 2013-10-20 22:28