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「ダンスへの思いが闘病の力に」がん克服の大機さん、府立高2校を国際大会優勝に導く

茨木市でダンススタジオを主宰する大機満恵さん(53)が、府内外の中学・高校のダンス部で指導を続けている。大阪を強豪校がひしめく「ダンス王国」に育てた立役者の一人。2年前にがんが見つかったが、2度の手術と7カ月の入院生活をへて現場復帰し、今年3月に米国で開催された国際大会では府立今宮高と三島高を優勝に導いた。「一度は死を覚悟したが、ダンスへの思いが闘病の力になった。諦めずに挑戦する大切さを子どもたちに伝えていきたい」と話している。【大久保昂】
「お客さん全員を味方につけるつもりで踊ろう!」。今月10日、大阪市浪速区の府立今宮高校の体育館に、大機さんの甲高い声が響いた。4年前から同校のコーチを引き受け、顧問の春名秀子教諭(56)と二人三脚で、高校ダンスの主要競技の一つ「ダンスドリル」の強豪校に育て上げた。主将を務める2年生の近藤梨乃さん(16)は「大機先生はうまくほめて、モチベーションを高めてくれる。言う通りにするとどんどんうまくなるので楽しい」と目を輝かせる。
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元記事 : 毎日jp 配信日時 : 2013-07-31