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DANCE@LIVE SEASON7 FINAL Interview with Champions

SEASON7 FINAL チャンピオンにインタビュー

Interview with oSaam from sucreamgoodman

STAFF
初優勝おめでとうございます。本日の感想をお願いします。
oSaam
oSaamありがとうございます。まず、今日はこの会場に来れたことだけで幸せです。優勝ももちろん最高の気分です。実は去年のFINALは国技館の空気に飲まれたんですよ。踊っていない時もずっと力んでいて、破壊的なダンスばかりしてしまったのがめちゃくちゃ心残りだったので、次のシーズンは最初の予選から出て絶対ファイナリストになって優勝しようと思って頑張りました。自分を出して踊ることができれば「いける」と思っていたんですよ。でもそれは『内からの刺激』からくる感情でした。ちょうど2週間前から自分の中に予想外の波がきていて、前日予選で「今の自分じゃ絶対誰にも勝つことはできない」と、何故かハッキリと実感したんですよ。また前日にとんだことに気付いてしまって(笑)身体を診てくれた人にも「あなた力み過ぎだから30%くらいで踊ってください」と言われました。そういった『外からの刺激』や指摘でどんどん自分を見つめ直すきっかけになったんですよね。そんな事を考えたら一瞬背筋が凍りついてゾッとしましたけど、勝つことができないなら明日は誰よりも楽しむだけでいいと思うことができました。そんなモチベーションで踊ったら、本当にリラックスして解放して踊れましたね。そのことに気付いてからは、勝つ事についてはあまり意識していなかったですね。
どのバトルも勝ち負けへの執着はなくて『ヤバイわ、今日楽しいわ』という気持ちのほうが強かったですね。やっぱり、勝ちたいという気持ちとか期待に応えたいとか、賞金とか邪念があるじゃないですか。自分を取り巻く仲間が気を遣ってくれていたのもあると思います。そういう邪念は本当に無くなっていました。尊敬するBrianもNIKIもMARTHAもいましたしもう全部が重なって、「今日は祭りや、思いっきりいこう!」と、そっちにスイッチが入ってしまいました!
STAFF
印象に残ったことはなんですか?
oSaam
印象に残ったことはやっぱりBrianがあの場所にいたことです。僕に自己の解放を教えてくれた人やし、何よりもあの会場にいたどの人間よりも音にのっていて、リアクションも1番取っていて、JUDGE陣もそんな空気になっていましね。きっと誰もが彼を意識していたと思わされるほどの存在感でした。‥‥色々な想いがありますが1番上にくるのが感謝の気持ちです。印象に残ったバトルはやっぱりチームメイトのYOHEIとのバトルですね。毎日高め合っている仲間なので、周りの期待以上に盛り上がるイメージでしたけどね。気持ちの面で同じ場所にいないのが、リングの上に立った瞬間に感じとれました。あいつも俺の踊りをみないようにしていましたし(笑)僕もそれを見て「オイ」ってなったりで、お互い踊りは煮えきらなかったですね(笑)
StezoさんとCanDooとやった時は、「自分は負けるから楽しもう!」と思って踊っていたので、それがやっぱり良いんですね僕は。今回のHIPHOPのファイナリストは、全員が達人で本物だと思っています。周りがどういう目でHIPHOPのことを見ているのかは分からないですけど、深さも追求の度合いもどのジャンルもやっぱり計り知れない中で、1番パッとしないところがカッコいいHIPHOPがバトルとして成り立ち、盛り上がることを僕も望んでいます。
STAFF
最後に、
oSaam
DANCE@LIVEはトータルでカッコいいことをやっているなと思います。やらなきゃいけない事や嫌な事もあると思いますが、そんな中で1つになってずっと続けていることが羨ましいです。イベントは表面に出ているだけのものですけど、スタッフの人とコンタクトをとるといつもみんな元気ですし、悪口も言わないし、みんな仲いいんだろうなと思います。相当絆がないとこんなに長く続けられないし、こんなに大きくならないですよ。
両国国技館という舞台も何年も続いていますし、口だけじゃないというところが本当に心に響くことやし、ほとんどの部分を客観視できているからこそこなせる技だと思います。これからも僕も貫いていきたいと思うので同じく頑張りましょう。今日はありがとうございました。最後に、俺の仲間みんな、本当にありがとう。

Interview with HIRO from ALMA

STAFF
二連覇おめでとうございます。本日の感想をお願いします。
HIRO
HIROありがとうございます。単純に優勝できたことが嬉しいです。常に自分との戦いという意味で毎年出場しています。今年も怪我などに負けず踊りきり優勝できたことが本当に嬉しいし、同時にほっとしています。
STAFF
印象に残ったことはなんですか?
HIRO
TATSUOとのバトルですね。先輩であってチームメイトでもあるので、今までのバトルでも数えきれないぐらい何回も当たってきました。自分もいい踊りが出来ないと負けてしまうし、一回戦というのもあってまだ体が温まっていないタイミングだったのですがいいバトルが出来たしお客さんも楽しませることが出来たと思います。もっと後で当たっていればもっと熱いバトルができたのではないかなと思いますね。
STAFF
DANCE@LIVEを1年間戦ってきて感じたことはなんですか?
HIRO
自分が日本にいられる間は、DANCE@LIVEで出場するかJUDGEをするかで関わってきました。日本国内、そして海外と自分が出場できるバトルには全て出場してきたし、自分の踊りも結果もいいものを出すことができました。いつも出場し続けるのは自分の踊りをどれだけ毎年、進化させることが出来るかという事との闘いでもあり、常に挑戦のつもりで出場しています。DANCE@LIVEのFINALも回を重ねる度にダンスに注目してくれる人の数が増えたりとか、熱気があったりするのもこういう場を作ってくれてサポートしてくれる観客であったり、企業であったりそういう人たちがいるからで、それはとても大事なことだと思います。みんなもその気持を持ちながらこのシーンのことを真剣に考えていかないといけないと思います。HOUSEは特にまだまだマイナーなカテゴリーなのでもっと自分にできることがあれば盛り上げて行きたいですね。年間の予選でJUDGEや時には出演者としてイベントに関わらせてもらっていて感じることは、予選の中でも若い子たちがアンダーグラウンドのダンスを好きで、研究して、ストイックに頑張っている子がいて、そういう若いダンサーは毎年毎年すごく心が強くなっているという事です。それにDANCE@LIVEは一役買っていますし、すごく重要な場所だと思います。
STAFF
最後に、
HIRO
もっとバトルやクラブカルチャーだったり、アンダーグラウンドで活動しているダンサーが沢山いて、ダンスにこれだけの熱意と愛情を注いでいる人が沢山いるということを多くの人に分かって欲しいですね。今、ダンスが色んなところで取り上げられていて、これからたくさんの人がもっとダンスに関わってくれると思います。その人達にもこういう風なダンサーの在り方もあるんだよという事を自分を通して伝えて、みんながダンスを知ってくれればいいなと思っています。今日はみなさん応援していただいてありがとうございました。

Interview with TAISUKE from ALL AREA

STAFF
三連覇おめでとうございます。本日の感想をお願いします。
TAISUKE
TAISUKEありがとうございます。決勝はすごく良かったと思います。文句はないですけど、まだ出し切れていないものもいっぱいありました。
STAFF
印象に残ったことは?
TAISUKE
DRAGONとは久しぶりに戦ったんですけど、内容がすごく良かったです。前日予選を勝ち抜いて来ただけあるなと思いました。逆にNARUMIさんは、B-GIRLであそこまで上がってくる事はすごいなと思いましたね。それからファイナリストになる人達が変わりつつあるなと感じました。
STAFF
DANCE@LIVEを年間戦ってきて感じたことはなんですか?
TAISUKE
BREAK SIDEに関しては、JUDGEで悪い部分もあったりとかしていたと思うので、改善してくれればなと思います。確かにJUDGEが出来る人がいないんですけどね。JUDGE出来る人が出ていたりとかしますし。もうちょっとレベルが上がっていけば全体的に良くなるのかなと思います。海外勢が来る・来ないという事はあまり関係ない気がしますね。日本人はやっぱりミーハーなので、外人が来たらとりあえず外人に勝ってもらって、日本人に刺激を与えるみたいな部分も分かるんですけど…でも俺はそれは違うと思うんですよ。そうじゃなくて、日本人が海外に足を運ぶべきだと思うんです。海外に学びに行けばもっと強くなるし、相手が来るのと自分が行くのとは絶対に違うと思うので。自分達で勉強しに行けばもっと良いと思うんですよね。海外から来たダンサーと日本でバトルするよりも、自分で海外に行った方が+αが更に返ってくるという事を感じています。B-BOYのシーンに関しては、自分が今ずっとトップにいて、さっき言った様に外人が来るのを待つのではなくて、自分で海外に足を運んだ方が自分のためにもB-BOYシーンのためにもなると思います。それを出来るだけ、色んなジャンルの人達にもやって欲しいという事と、伝えて行ける場所があればいいなと思いますね。今メディアでものすごくダンスを取り上げられていますけど、やっぱり間違った事を言ってほしくないんですよ。ダンスというのはカッコいいもので、リアルなもので、スポーツでもなく俺はアートだと思っています。そういう正しい事をしっかりと伝えてあげたいという気持ちがありますね。

Interview with WAPPER.

STAFF
優勝おめでとうございます。本日の感想、またFreestyleというカテゴリーについて聴かせてください。
WAPPER
WAPPER率直に嬉しいです!勝っただろうと思って負ける事も今まででたくさんありましたので。今年こそは優勝すると決めていたので、達成できたことは本当に嬉しいです。FREESTYLEというカテゴリーでは負けたくないんですよ。僕は、一つ一つのジャンルのカテゴリーだったらまだまだだと思うんです。でも僕のFREESTYLEの定義は、一つのジャンルのスペシャリストになる事ではなく、ただ多ジャンル出来る事でも無いと思います。多ジャンルのダンススタイルを用いて、かつ自分にしかできない色やスキル、ニュアンスで、音楽を体現し、具現化させるアーティストになる事だと思います!FREESTYLEのカテゴリーでは今までPOPPERが優勝した場面をたくさん見てきました。その度にこのFREESTYLEのシーンを「僕が変えたい!」とずっと思っていたんです。今日、僕が信じてるFREESTYLEという形がみんなに見せることができて、またそれが評価されたことが本当に嬉しかったです!僕が優勝したことによって、FREESTYLEのシーンが変わっていけばいいなと思っています!いい意味で刺激し合い、みんなでFREESTYLEのシーンをもっと盛り上げていけたら、「FREESTYLEがダンスバトルで一番面白いよね!」と素人、玄人すべての人が言う未来が来ると思うんですよ。だからこれからもFREESTYLEが、スペシャリストではなく、アーティストが生まれていく場所だと思っていますし、そうであって欲しいです!
STAFF
印象に残ったバトルはなんですか?
WAPPER
ソウさんもヒロキも個人的に大好きなPOPPERですが、中でもHiRoくんとのバトルが一番面白かったです。単純にHiRoくんのことが好きですし!彼もスペシャリストというより、アーティストだと思うので。HiRoくんも僕と戦いたかったって言ってくれていたので、楽しかったです。
STAFF
DANCE@LIVEを年間戦ってきて感じたこと、そしてこれからの展望を聴かせてください。
WAPPER
アノマリーの売りはバトルだけじゃないと言っていたのと一緒で、僕もダンスバトルだけやって行きたいわけじゃないんです。ショーを作るのも、振り付けをするのも好きなんです。DANCE@HEROとかも興味があって毎回見ているんですよ。あとはデザインの仕事だったり、DJとか音楽関係の仕事だったり、自分はマルチなアーティストとして活動して行きたいと思っているので、これから先ずっとダンスバトルのみで活躍したいとは思っていないです。ただ、去年から決めていた「FREESTYLEで日本一になる」というステップを、今回ひとつ進めることができたので、これからさらに、ダンスはもちろん、色々な事を新たな目標にし、それをまたステップにして変化し続けていたいです!

Interview with SANTA.

STAFF
優勝おめでとうございます。本日の感想をおねがいします。
SANTA
SANTAとにかく嬉しいです!去年のDANCE@LIVEではBEST4という結果でした。振り返ると自分的にも踊りが硬くなっていたところもあって力を出し切れてなかったのですが、今年はリラックスして自分の全てを出し切れたと思います!優勝することが出来たけど、まだ実感はないですね。
STAFF
印象に残ったバトルはなんですか?
SANTA
やっぱり決勝の地獄くんとのバトルです!今まで僕は地獄くんの後ろを追いかけて来ていたんですよ。ずっと先を走っている存在だったので、このDANCE@LIVE FINALという舞台の決勝で戦えて嬉しかったし、全力でぶつかることが出来てよかったです!
STAFF
DANCE@LIVEを年間戦ってきた感想をおねがいします。
SANTA
この1年間、DANCE@KIDSで戦ってきて本当に色々なことがありました。いろいろな人達のお陰で僕はここに立てていると思います。 多くの人にありがとうございますと言いたいです。DANCE@LIVE FINALに出られるかどうかが賭かったDANCE@KIDS KANSAI CLIMAXの前に 腹痛で倒れてしまって、痛みが少しでも引くようにと先生が診てくれて、何とかバトルに出ることが出来たのですが、ホットミルクを飲んでみたりしたことを覚えています。
それから、今年のDANCE@KIDSではなかなか結果が出せなくて、焦りの気持ちがありましたね。自分を出し切ることを考えて、その焦りを乗り越えて来れたと思います!DANCE@KIDSに挑戦して行くうちに、自分のダンスもダンスに対しての気持ちも変われたと思います。DANCE@LIVE FINALでは家族やダンス仲間・友達・応援してくれている人などいろいろな人の為に踊りました!
結果として優勝できたことは嬉しいし、支えてくれたみんなに感謝したいです!

Interview with YANGA from TOYO University.

STAFF
優勝おめでとうございます。本日の感想をおねがいします。
YANGA
YANGAまだ実感が全然ないですね。同じ大学に通う仲間しか出られないDANCE@RIZEということで、3人で同じ時間をたくさん過ごしました。予選を何度も戦って来ましたが、勝ちきれずにギリギリで掴みとった国技館での優勝なので、この3人で決勝戦まで踊れて、なおかつ優勝できたことが嬉しかったです! 
STAFF
印象に残ったバトルはなんですか?
YANGA
YANGA帝京大学BOOCOLORSとの決勝戦ですね。彼らの今年に懸ける想いの強さもそうですし、予選から見てきてチームとしての強さもよくわかっていたので、とにかく全力でぶつかりました!BOOCOLORSと決勝で戦えたからこそ、自分たちの全てが出し切れたと思います! 
STAFF
DANCE@LIVEを年間戦ってきた感想をおねがいします。
YANGA
YANGA僕達のチームは本当に右肩上がりで調子が上がって行きましたね。最初は個性の強い3人がまとまらなくて予選でも本当に勝てなかったんですよ。なかなか結果が出なくて焦る気持ちもすごくありました。
特に最後の予選ではプレーオフになってしまって、そこで勝たないとDANCE@LIVE FINAL に上がれないという場面だったので、その時の緊張感はとても印象に残っています!
焦りに打ち勝って粘り勝ち出来た事がこのFINALの優勝に繋がったと思います!こういう環境や両国国技館で踊る機会を与えてくれたことを感謝しています!
年間のポイント制だからこそ予選でもドラマチックなことが起きるので、普通のバトルイベントとは違った空気感があって、大学生ダンサーにとってとても想い入れの強い機会になっていると改めて実感しました!僕達はこれから、3人それぞれが行きたい方向に進んでいこうと考えています。自分のダンスをもっと突き詰めてDANCE@LIVEの他のジャンルに挑戦したり、踊りをもっと追究していきたいと思います!
STAFF
最後に。
YANGA
自分たちのサークルもそうですが、大学生ダンサーのシーンがもっと盛り上がって欲しいと思っています。それから、ダンス仲間を大切にして欲しいです。学生という限られた期間だからこそ自分達なりの正しいと思う方向で思い切りダンスをして欲しいです。
学生だけで終わるのではなくて、ダンスを続けて楽しさをもっと知って欲しいと思っています!メンバーから良い刺激をもらえて、かけがえのない時間を共有できたことに感謝しています!今日の決勝戦でチームメイト一人一人のラストムーブを後ろから見届けられたことが最高でした!ありがとうございました。