DANCE ALIVE HERO'S

DANCE@KIDS 2013 関東 vol.03 CLIMAX

DANCE@KIDS 2013 Kanto vol.03 CLIMAX

両国国技館行きの切符をかけた最後の関東予選、100人以上のバトラーが3つの枠をかけて渋谷J-POP CAFEに集まった。ハイレベルな予選の中勝ち残ったのはルイストレーシーYU-TOKANURENAU-KITAKUMIれお☆の8人。
終始KIDSとは思えない戦いが続き、ジャッジも勝敗を決める際には常に苦悶の表情を浮かべていた。
ベスト8一回戦、ポイントランキング1位と2位、U-KIRENAのバトルでは異なるスタイルのHIPHOPがぶつかり合い、大いに会場を沸かせていた。
遊び心のあるムーブを見せ、ジャッジの心を掴んだU-KIに軍配が上がり、その勢いに乗ったU-KIがこの日、KANUを制し国技館行きを確定させたルイスを決勝で敗り、見事ランキング1位でファイナリストへと勝ち上がった。

JUDGE’S COMMENT
CHU (sinario)
コンテストとかバトルとか出てると思うんで、毎回言われているかもしれませんが。今回の結果が全てではありません。
あんまり気にせずプラスに考え練習すること。アドバイスとして毎回出ているけど、良い結果が残せないなという人は、厳しいようだけど、ダンスのことを普段からもっと考えなくてはいけません。
上手い人、実力のある人、名前のある人は、常にダンスのこと考えているし、そういう人が残っていきます。毎日、寝ても起きてもダンスのことを考えましょう。すぐ考えましょう。そうすることで練習しようってすぐ意識できるし上手くなると思います。
今回はだめだったけど、前回はベスト8以上など山あり谷ありの人。ダンスには内面というか気持ちが出ます。大げさに言えば普段の生活からも出ます。普段の生活がだらしなかったり、だるいなあと思っていたらそういうダンスになってしまうし、普段から楽しいこととか考えて踊っていると人をハッピーにさせたりというダンスになります。
だから、親御さん、ダンスをのばしてあげたいと思うなら普段のダンスをしやすい環境、子供達が気持ちよくなる環境を作ってあげてください。そうすることで自然と上手くなると思います。練習していい結果が残せると思います。
結果やバトルが全てじゃないし、これが全てとは言えないけど、普段のモチベーションも上がってきます。
弱点を知ることも大事です。今日はどこがダメだったか、どうやったらここで本気が出せるのか、それをコントロールできるのも自分を見つけるといった意味ですごく大事だと思います。 しっかり研究して楽しく踊りましょう。

SHUHO (TOKYO FOOTWORKZ)
見ていて気持ちいいです。思い切りが良いと言いますか。
例え話。ダンスは英語の勉強と似ていると思います。スピーチ英単語とか熟語とか勉強してきたと思う。スピーチってだいぶ勉強しても全然伝わらない。勉強してきた単語としゃべることは全然違うから。ここはしゃべり場。すごく良い単語、熟語を知ってるのにしゃべりなれていないなって言う子が多い。優勝したU-KIはジョークも織り交ぜられていて、しゃべるのが上手。そういう印象を受けます。しゃべっていないとここではしゃべれないから、普段からこういう場に出てきましょう。一人でしゃべっていてもだめだし、英語話せるようになるには英語をしゃべれる人といますよね?それも、いつも同じ人ではいけません。しゃべり、癖まで移ります。色んな人としゃべってほしい。
さっき話していたWAPPERと通じるものがありますね。日本語と韓国語で話してみよう?みたいな感じです。

WAPPER (BORN 2 FUNK)
ヒップホップを軸にフリースタイルを展開する人が多くなったなと思います。勝つ人もそういう人が多くなったなと思いました。
オールドスクールの人が勝っていたイメージだったんですが特に大人のフリースタイルとかはその感じがまだあって、突き進めている人が勝つ傾向にあるんですが、キッズということもありシーンが変わってきているなと感じます。面白かったです。
見ていて本当にフリースタイルで戦っているなと感じますし、突き進めている人たちも、ニュースタイル、フリースタイルっぽい人たちも、どっちからも良いところをお互いめいいっぱい出し合ったら良いなと思います。例えば、僕は元々BBOYなんですが、ブレイキンのスキル、ポッピンのスキル、ソウルのスキルをフリースタイルのヒップホップ術でやっている子達は、そこからスパイラルされた方が良いと思いますし逆にオールドスクールをガッツリやっている子達もフリースタイルをやっている子達から自由さを影響受けたら良いと思います。どっちが良いとかじゃなくて、どっちも正解で、かっこ良ければ正解だと思うし、それがフリースタイルバトルという土俵だと思います。だから別に一個だけのジャンルで戦ってはいけないという訳でもないし、色んなジャンルをやったら良いという訳でもない。通じて言えるのは、つらい思いしたり、壁にぶち当たったり、バトルで負けたり、そういう悔しい想いをした奴の方が勝つんですよね。優勝を経験している人はその前に絶対悔しい思いをしていると思います。今日負けた人たちもバネにして、さらに上手くなって下さい。

DJ
SHINGO

MC
IMAGINE