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「ニコニコダンスマスター」完結、2014年に新たな”踊ってみた”イベント開催へ

二コニコ動画の人気カテゴリ「踊ってみた」の祭典「ニコニコダンスマスター FINAL」が18日、東京・ディファ有明にて開催され、3年間にわたり行われてきた「ダンスマスター」がこの最終公演をもって幕を閉じた。
「ニコニコダンスマスター」は2010年にスタートし、プロのダンサーではなくニコニコ動画の「踊ってみた」カテゴリにダンス動画を投稿するユーザーが、ステージでパフォーマンスを披露するイベント。開催5回目となる今回が同イベントの最終公演となることが事前に発表され、またイベント開演の数時間前から集まったファンによる「踊ってみたオフ」が開催されたこともあり、1,700人が詰めかけた当日のディファ有明は、開場前から異様な熱気に包まれていた。
そうしてスタートした最終公演では、「踊ってみた」カテゴリで活動する、6歳から40歳代までのユーザーが約150名出演してダンスパフォーマンスを披露。オープニングを飾ったのは、ボカロ曲「ANTI THE HOLIC」「禁断少女プラスA」をバックにした、出演陣全員によるダンスアクト。入れ替わり立ち替わり登場するバラエティに富んだ出演者たちに、観客席からは大歓声が、そして生放送視聴者からは声援コメントが弾幕となって送られていた。
オープニングに続いては、各ダンスユニットによるパフォーマンスタイム。今回は前回までの出演者に加えて、新規での出演となったダンサーも多く、さらにそれぞれが「推薦枠」「ゲスト枠」「表現枠」「キッズ枠」といったカテゴリにわかれて出演。中でも特に歓声を浴びていたのは「キッズ枠」で出演した「りりり」と「EcRaip」、そして「AMU+弟」の3組。小さな体を目いっぱい使って表現する姿に、ニコニコ生放送でも「かわいいいいい!」「こんなちっちゃいのにすごい」といった感嘆の声が寄せられていた。
また「表現枠」では、「ぷぷっぴどぅ~」や「ANDY」「Twin-B×小太郎」といった実力派ダンサーたちが登場。確かな技術に裏付けされた高等テクニックを披露し、会場を驚かせていた。一方で、ニコニコ動画らしい笑いにあふれたステージも多数あり、「踊ってみた」動画ランキングで1位を記録したTVアニメ『進撃の巨人』のオープニングテーマ「紅蓮の弓矢」を独特のダンスで表現した「涼宮あつき」は、不可能とも思われた編集された動画と同じダンスを生ライブで再現。「鎖音プロジェクト」は、裸に仮面、ふんどしといういでたちで登場し、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。また、太った男性だけで構成された「ρ’s」は、巨体を生かした振り付けで迫力たっぷりにかわいらしいダンスの「ルカルカ★ナイトフィーバー」を踊りきり、放送でも大反響を呼んでいた。
すべてのプログラムが終了した後は、出演者も知らされていなかったシークレットゲストが多数登場のアンコールタイムへ。まずは「みうめ」「光速猫仮面」「東と加藤」「にゃんぷろ女子」といった人気ダンサーたちにより結成されたスペシャルチーム「牛泥棒」が「威風堂々」を踊ると、続いて「ダンスマスター1」に出演し解散を発表した人気ダンスチーム「perfumen」が2年半ぶりにまさかの復活。久しぶりに3人そろってのダンスに、会場からはファンのすすり泣く声も聞かれるほどだった。

ラストは「踊ってみたメドレー」として、6曲分のボカロ曲メドレーへ。ここでも「てぃ☆イン!」や「恐怖。」といった過去のダンスマスターに出演していたダンサーたちがサプライズで登場し、会場とニコ生視聴者から驚きの声と大きな歓声が沸き起こった。
3年間にわたり開催されてきた「ダンスマスター」はこの日をもって完結。そして、イベントの最後には新たな”踊ってみた”イベントが2014年に開催されることも発表されている。

元記事 : マイナビニュース 配信日時 : 2013-08-20