ダンスで食べていくには•••『ブランディング編』

沢山の方にブログやメッセージで聞かれるのでそれをまとめてコラム化にでもしてみようかなと思います。

その第一弾は、ダンサーそれぞれの個人によるブランディングの重要性についてです。

 

ダンサーという職業で一番大事なのは何だと思いますか?

もちろんダンスが踊れるということは当たり前の上でです。

 

俺が考えるには、ダンサーはその影響力が商品なのです。

 

生徒の数もそのダンサーの影響力に比例して多いか少ないかですね。

また、この影響力は単に上手いから高いという訳でもありません。だから難しいし、混同してしまうのです。

(ダンスが上手い、下手という話は色々と深いのでまた別の時に話したいと思います)

 

いわばアーティストも芸能人もそうですが、お客さん、フォロワーに対してパフォーマンスを見せて対価を得る仕事はその人の与える影響力に対して価値が生まれます。

そこに評価額というものが付き、自分の給料として入ってきます。

 

ダンサーも自分のダンスのファン、生徒、フォロワーによって支えられています。よってその影響力をどこまで高めることが出来るかが重要です。

支持されてる力と言ってもいいでしょう。

 

ではその影響力を高めるには?

ここの意識がアーティストや芸能人よりも凄く低いと感じています。

よっぽど素人ながらも読者モデルの方がそのあたりを知っています。

 

ダンスだけすればあとは勝手についてくるという時代は実はまだ先の話。

ダンスを届ける優良なメディアがまだまだ育ってない中、ダンサーがダンスだけでブランディング出来る時代は先の話なんですよね。

 

ということは今も昔も変わりませんが、自分というダンサーを自分でブランディングして世に出していくしかありません。

ここの意識をちょっと変えるだけでもダンサーの世界は変わっていくと思います。

 

今自分を表すことができる個人メディア、SNSが発達しています。

ツイッター、Facebook、インスタグラム、ブログ、沢山無料ツールであふれていて、かつ世界をボーダレスにしているのでダンサーにとってはもってこいの環境なのです。

 

更にはもう確固たるプロモーションの場として地位を築いたYoutubeという巨大なメディアで自分を売ることが出来ます。

実際ダンス動画で世界的に知られて活動の幅を広げることに成功しだしたダンサーも増えてきました。

 

 

10年前では考えられません。さてここで考えましょう。

自分はいったいダンスで食っていきたいのか?ただダンスを追求したいだけではないのか?

世界に行くってのはどういうことだろうか?趣味の方がダンスを極めれるのではないだろうか?

 

 

答えは人によって様々です。実際に世界を渡りながらダンサーでバリバリ活躍しつつ、レッスンで沢山の生徒を持ち成功するダンサーも増えてきています。

どのスタイルでダンスで食べていくのかを明確に決めておくのはこれから先重要だと思います。

なぜならプロダンサーになりたいと思ってる数がそれこそ昔と比べて競争率が上がっているので。

 

 

そして、それと同時にダンスで食べる中でどこまでを視野に入れるのか?

 

自分のダンスを追求しながら、最低限生活が出来るレベルでいい。

インストラクターをベースとして、スタジオなども手がけてダンスを中心とした生活をしたい。

ダンスを見せるだけで生活ができるようになりたい。

ダンスイベントオーガナイザーとして成功したい。

ダンス系アーティストになりたい。

バックダンサーで生計を立てたい。

etc…

 

 

 

他にも沢山あります。

ダンサーと言っても近年では沢山の種類があり、また収入もまちまちです。

今のベースはインストラクターを主としながら、WSを追加でやったり、バックダンサーをやったり、ショーをやったりなどのスタイルです。

 

基本として世界の大会に参加してというだけで生活をしてるダンサーはほぼいないでしょう。みんなインストラクターをやって生計をたててるのが殆どでしょう。

今後近い未来、影響力が大きいダンサーに個人スポンサーがつき、世界大会を回るだけで収入を得れることができるダンサーも出てくるでしょう。

サーフでもスケーターでもスポンサー収入で億を超えてる選手がいるのです。

 

 

大事なのはここです!

個人の影響力が大きければスポンサーもメリットを享受できるのでつきやすくなります。

スポンサードしてるダンサーが、例えばそのスポンサーの商品を身にまとい踊るだけでその商品がフォロワー、ファンに爆発的に人気になると、更にスポンサー契約が継続し高額になるでしょう。

逆を言えば、影響力が出てこない限りスポンサードもなければ、それ以外にもかげりがでてくるのがダンサーという仕事なのです。

 

 

影響力を上げる、キープするには、みんなが注目する大会に出たり成績が目に見えてわかる場所で頑張るのです。

その他自分のダンスをYoutubeであげて評価してもらうダンサーも最近では多いです。

 

ということは、今の時代はまだダンスメディアが成長途中段階なので、自分でこの影響力をあげる作業をしていかなければならないのです。

 

果たして自分のダンスのスタイルには、どのツールがあっているのか。どういった行動があっているのかを考えてやってましょう。

全く大会が無かった場合を考えたことはありますか?コンテストにバトルが無かったらどこで評価してもらうのでしょう?

クラブイベントが無かったらどこで見てもらう?

 

 

幸い今日本では沢山のイベントがあるのでそれを考えることは無いでしょう。

でもアジア近隣でさえ、イベントが少なくて自分の表現を出来ないで困ってるダンサーも多いのです。

 

それでも自分を世の中に知らせて、ダンスで食べていけることを考えるのです。

 

みんなはどうやって自分を高めますか?

自分なりのダンスメディアを持って先を考えてみましょう!